キッチン
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- どうぞ。
- 保田
- (入る)うわーめっちゃいいにおいがするー。
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- あんま片付けてないんですけど・・・
- 柳川
- (入る)すげっ・・・すげぇ。
- 保田
- なんかスダレがひいてあるー。
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- あ、どうぞおかけになって下さいな。
- 柳川
- わーい。
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- いやーもうね、準備に疲れて話す気力ないっすよ。あ、ちょっと待ってていただけますか?(皿を洗う)
- 柳川
- なんか香辛料いっぱいあるな。
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- ええ、もう一メーカーに統一したいんですけどね。
- 柳川
- あ、そういうのあるよな集め始めると。昔俺カラーインク統一してん。色々メーカーあって。
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- えっと・・・箸置き1つしか見つからないから保田さんだけで。
- 保田
- あ、いいですよ別に。
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- あ、準備出来ましたんで、どうぞ。座って下さい。
- 柳川
- じゃぁ、一番坐り心地よさそうなソファに。
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- どうぞ。
- 柳川
- しかし・・・いい感じの部屋やね。
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- ありがとうございます。
- 柳川
- ドアとか自分で塗ったん?
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- はい、まあ。
- 保田
- すごーい。
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- あ、お酒とか、飲まれます?
- 柳川
- あ、別にいいや。
- 保田
- あ、わたしも・・・
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- じゃあ、僕もいいや。はー。じゃあ、いただきましょうか。
- 柳川
- あ、いただきまーす。
- 保田
- いただきまーす。
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- これ(エノキダケのペースト)は、あんまりおいしくないと思うんですけど。
- 柳川
- そんなもんあんねや。
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- あ、カンパンにつけて食べて下さいな。
- 柳川
- おお・・・(二人食べる)
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- ちょっとすっぱいかな?
- 柳川
- いや、おいしいおいしい。
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- あ、よかった。
- 柳川
- よー作れるな、感心するわ。
赤ドア
ドアを赤ペンキで塗ってた。今考えると理由が分からない。
エノキダケのペースト
エノキダケをミキサーにかけ、弱火でコンソメと火を通し、火を止めたらサワークリームと和える。エストラゴンで風味を付け、クラッカーなどに塗っていただく。
痴漢
- 保田
- あー、お腹いっぱいやー。
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- お粗末様でした。お皿下げちゃいましょうか。
- 柳川
- ごちそうさまでした。
- 保田
- そうや、私昨日携帯変えたんですよー。
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- マジで?
- 保田
- 写メール出来るんですよ。
- 柳川
- ああ、すごいっちゃすごいけど無駄な機能やなー
- 保田
- (撮る。カシャッ)
- 柳川
- あ、音が出るんねや。
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- あ、あれは痴漢対策なんですよ。
- 保田
- え?
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- 電車とか、満員の時って、携帯を持った手がスカートの下に入ってても気付かれないじゃないですか。そういう盗撮に悪用されないための機能なんですよ。
- 柳川
- その音は絶対消せないの?
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- 僕のは消せなかったですよ。
- 保田
- へー。知らなかった。
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- ところで保田さんって、どうして星衛に入団したの?。
- 保田
- えー、思い付きですよー?
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- マジかよ。
- 保田
- ただ発声を習いたかったんですよ。
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- ああー。蓮行流ですね。柳川さんは高校演劇から始められたんですか?
- 柳川
- いや、大学2年からやね。
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- あ、高校にはなかったんですか。劇部。
- 柳川
- あったな。劇団なまず。
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- なまず!?
- 柳川
- 劇部が劇団なまずっていう、もうちょっと考えろよお前らよーネーミングよーみたいな名前やったな。
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- なまず入りてー。
- 保田
- えー。
星衛
劇団衛星の2軍という位置づけの劇団。解散までに何度かの公演を行う。このインタビューの実施は解散公演の直前。
蓮行流
衛星代表・蓮行氏の開発した劇作術の総称。ここでは発声法を指す。低音での発話を旨とする。
随筆
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- もう時間もいい頃ですね。最後に。保田さんの新コーナー、どんな内容になるんでしょう?
- 保田
- えー、随筆かなー。
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- おー。まあ今衛星個人コーナーの70パーセントくらいが随筆ですからねー。
- 保田
- あー。
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- 俺絶対随筆書けないなー。
- 保田
- いや逆に私も対談なんて絶対無理やわー。