シェイプアップ
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- 今日は宜しくお願いします。
- 高杉
- 宜しくお願いします。
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- 最近はどんな感じですか。WANDERING PARTYの代表としてもお伺いしたいのですが。
- 高杉
- 最近ですか。劇団の作品の方向性とか、組織そのものの体質もガラッと変わってきていまして。色々大変ですが、劇団をちゃんと形にするために、もっともっと努力したいですね。いまやっている事に満足している訳ではないので。絞っていきたいですね。
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- 絞っていくとは。
- 高杉
- 今までのやり方というのは、どうしても甘さがあったんですが、それではちゃんと作りたいものが作れないんですね。遊びを有益なものにしたいと思っています。遊びがないというのは、またちょっと違うじゃないですか。そういう部分をシェイプアップしていきたいと思うんですけれど。
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- ワンパのこれからの発展を目の当たりに出来るというのは嬉しいですね。
- 高杉
- いえいえ。でも、緊張感がありますね。うん。会議ひとつとってみても。本当に、過渡期なんだろうなと思います。作品も集団ももっと納得のいくものに仕上げたいんです。すると方向転換が必要になりますね。その時の、えも言われぬプレッシャーが。
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- あごうさんにインタビューした時に伺ったんですが、やっぱり劇団をやっていくことは大変だと仰っておりました。劇団員を何とかしていかなくちゃならないという。
- 高杉
- 本当に大変ですよね。ぶっちゃけ、1ヵ月生活出来るだけの給料を毎月支払えない以上、作品性、向上心、人間性みたいなものでしっかりと結びついていなければならないわけですから。
WANDERING PARTY
2001年8月、結成。京都、大阪を中心に活動。「芸術と娯楽」は同義であることを追求すべく、現代美術、身体表現を換骨奪胎し、笑いと涙を誘う演劇づくりにいそしむ。(公式サイトより)
ジレンマ
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- 作品の事について伺っていければと思うんですが、直近の公演では「レオナール・F S改」がありました。非常に面白かったです。高杉さんはレオナール役でしたが、演じられていていかがでしたか?
- 高杉
- そうですね。設定として、大正から昭和にかけて活躍した画家と、現代の劇作家との邂逅を描くという話だったんですが。
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- 時代設定があやふやとなっていたというか。
- 高杉
- 普通、お芝居って時代がいつだっていうのが決められていて、それに基づいて役作りしたりすると思うんですけど。こないだのは立ち位置をここと決められないというか。代わりに現代が戦時中であるという比喩を使って、本当の太平洋戦争中の時代をダブらせていたんですね。場所にしても、病室から稽古場に変わったり。でも、立ち位置のあやふやさというのは、本当は普通のストレートプレイをする時も持っていなくちゃいけない感覚なんだろうなと思うんですよ。今はこういう時代で、こういう場所で、こういう人、とガチ決めにして疑いなくやるというのは、凄く単純な記号化で。結局、人間のやる事というのは記号化しなければ表現にならないんですが、記号に裏切られるくらいの方が面白いんですよ。」
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- 裏切る記号ですか。
- 高杉
- 舞台上で役者が、自分の演技を疑わずに「ここはこういう記号を発します」、「あなたのそのセリフをこういう記号として受け取って、こういう記号を込めて返します」という単純な記号の連続って、何か奥行きが無いというか、面白くないというか。もっともっと、作品も疑って自分自身や自分の思考も疑って行くという作業が必要となると思うんですね。疑った上で、結局僕は僕でしかない、というジレンマを抱えながら舞台に立つことが仕事なんじゃないかと思います。
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- ジレンマですか。
- 高杉
- 俺って一体何なんだろう、演じるって一体何なんだろうという問いかけ、そういったものが、結局僕を舞台に立たせるんだろうなと思うんです。
WANDERING PARTY15th.『レオナール・F S改』
公演時期:2008/6/17〜22。会場:精華小劇場。
読み抜く・言い抜く
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- ジレンマについてもう少し伺います。役者が指定されたある演技に対して持つべきジレンマという事ですが、高杉さんは稽古場などでそれをどのように扱うのでしょうか。
- 高杉
- 元々、うちのあごうがやっている稽古は、何でしょうね。それっぽい抑揚を付けて読むという事を嫌う訳ですね。楽しいシーンのセリフを「楽しそうに読めばいいんでしょう?」という「っぽい」演技というのに対して、先がないと思うんですね。芸術として見た時に、そこから先へのアプローチが何も感じられないんだよね。そこで完結しちゃって、「うん、楽しいシーンという事でやってるんだよね、それっぽく見えるからOK」で。
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- 最初にゴールを設定して、そこにたどり着いた、という、演技一つを取った時に製作への欲が見られないということでしょうか。
- 高杉
- うん。そういった場合の役者が出来るアプローチとしては、その「ぽさ」をどれだけ実感として伴えるか、という作業だけだと思うんですけど。
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- あと、その納得をどれだけ客席に届けるか、ですね。
- 高杉
- そうそう。でも役者は、自分の中から出てきた訳ではない、どこまで行っても他人の書いたセリフを言わなければならないというジレンマを抱えなければならないと思うんです
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- その上でお聞きしたいのですが、本番1ヵ月前のレオナールFS改の公開稽古を拝見したんです。そこでの高杉さん演じるレオナールの演技は初演とはあまり変わっていない、ちゃんと抑揚の付いたものでした。でも、本番では全く逆の。
- 高杉
- 棒読みでしたね。私一人だけ。
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- あれは一体、どういう経緯でああなったのでしょうか。
- 高杉
- 棒読みと言いましたけれども、あれはロボット的な機械音とは違うセリフの出し方だったんですね。ニュアンスを抜いてフラットに読み抜くというか。でもやってみるとこれが出来ないんですね。
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- はい。
- 高杉
- 今までやってきた「オルターナティブグリフ」なども、淡々とセリフを言いぬいていく芝居でした。でも、情報量は圧倒的に多かったなと僕も演出も判断していまして。「ぽさ」を抜いてニュートラルな演技で作っても行けるだろうと。今回の「レオナール」でも、最も立ち位置が不安定なレオナールでしたが、演出の判断でああなりました。でも、他の役者も出来るだけシンプルにやってるんですよ。
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- そうだったんですか。
- 高杉
- 今までの演技のクセや、感情を思考して出さない、与えられたセリフをつるつると出すという。セリフに意味はあるわけですから。狙ったナチュラリズムとは違うシンプルな芝居を作りました。その中でも僕は極端な形でしたが。でも演出がそれで決めたという事は、後は僕は「何故自分はこんな喋り方をしているのか」という模索な訳ですよ。他の人たちが普通の喋り方をしている中、棒読みで視線も合わない、ずっと瞳孔が開いたように一点を見て喋り抜いていくと。その事自体へのジレンマがあれば良かったんですね。でも、「俺はこう決められたからこうやってるんだよ」という、淡々とした感じじゃなくって、ぼくなりに悩みながら考えながらそこに立っているという、そこが重要だったのかなと終わった今は考えていますね。やってる最中はそれどころじゃなかったんですが。
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- なるほど。そういう事だったんですね。
- 高杉
- そうなんですよ。その中でもやっぱり、たまに自分の中でピンとくる、鳥肌が立つ瞬間がある訳ですよ。その時に「あ、この為か」と思うんですが、それが一体何の為なのか分からない。自分で説明出来ない、今の自分の文化レベルを遥かに超えたところで何かが噛み合った瞬間というか。もう一瞬ですよ。それが何度かあったんですが・・・。
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- 個人的な感想ですが、高杉さんの演技は、どこがどうとは言えないんですけど苦しそうというか。切実な感じが出ていたと思います。
- 高杉
- そういう風に感じて貰えたというのは良かったなと思いますね。実際のレオナールという人物も、かなり苦しんでいただろうと思うんですが、それを苦しみとして表現しようとするとまた直接的なものになるだろうし。
WANDERING PARTY13th.オルターナティブグリフ
公演時期:2007/6/15〜18。会場:ART COMPLEX1928。
WANDERING PARTY14th「total eclipse」
公演時期:2007/6/15〜18日。会場:ART COMPLEX1928。
方向性
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- 一つ、非常に印象的なシーンがあったんですが、高杉さんの演じるレオナールの長台詞中、その全く同じレオナールが喋る映像が高杉さんに覆いかぶさるというのが。
- 高杉
- ありましたね。
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- で、映像も高杉さんも喋っている、しかも棒読みで。あれは非常に面白かったです。
- 高杉
- あれは、あごうが本番直前に決めたんですよ。ちょっとその辺は、彼に聞いてみないと分からないんですが、面白いと直観的に思って決めたんでしょうね。
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- あれは新しかったなと思います。そういった新しい試みもさることながら、最近のワンパは本当に、次への挑戦をし続けていますよね。そこで伺いたいのですが、ワンパの芝居って少し前とは随分趣向が変わりましたよね。前は時代物が多かったのが、今は芸術的な。たとえば「オルターナティブグリフ」は、非常に芸術的でかつエンターテインメントとしても完成度が高く出来ていて。方向性が一気に変わったなと感じました。戸惑いなどはありましたか?
- 高杉
- ありましたよ。もちろん。ありましたよ、もう大混乱。今までやってきた事を全部否定された訳ですよ。
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- そうですね。
- 高杉
- でも、僕も別に今までやって来たことに疑いを持たずにやってきた訳でもなく、変わりたいという気持ちは持っていたので、それまでの事を捨てるという事には強い反発は無かったですね。この先に何かがある筈だと、これを捨ててしまわないと次に進めないという事を多分劇団員みんなが感じていたと思います。ただ、だからといって次の表現方法がすぐに見つかるという訳ではないですからね。捨てるのも簡単じゃないですし。
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- ジレンマだった訳ですね。
- 高杉
- 役者として空っぽの、不安定な状態だった訳ですよ。何もない。
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- ええ。
- 高杉
- でも、今までやってきたことに固執していては、自分の経験を演技に活かす事は出来ない。先の、何か新しい表現方法を獲得した時に初めてフィードバック出来るんです。捨てる時に「今までやってきた事は何だったんだ」と思いがちですが、違うんですよね。そればかりを大切にしていたら、結局は些細な事のすり合わせでしかなくなって、経験を金魚のフンみたいに無駄に引きずってしまうんですよ。何やっててもそうだと思うんですけど、新しい事に挑戦してこそ。
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- 今までの経験が立ちあがってくるという訳ですね。
- 高杉
- はい。今新しい何かを獲得した訳じゃないですけど、役者として新しいステップに入れたなと思います。あれは演出家あごうさとしの偉大なる挑戦だったなと思いますよ。
転化
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- ところで作品の変遷的には、「二十一世紀旗手」で、Apple社製品(powerBook)が出てきたところが転換点かなと思うのですが。
- 高杉
- そうですね。あそこが明らかに転換点でしたね。あの時から、二つの時代を織り交ぜながら、劇中でつっこむ訳でもなく、当たり前のこととして受け入れているという。
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- ワンパの冒険ですね。そこからレオナールFの初演、オルターナティブグリフと。
- 高杉
- オルターナティブグリフというのは、棒読み(便宜上棒読みと言っているが棒読みではない)をフルシャウトしていったんですけどね。それからは、棒読みを今喋っているくらいの音量にしています。その時に、失われたエネルギーは何に転化されるのかと。叫んでいる時の圧を普通に喋っている時にも出すべきで。そこは未だに模索中なんですが、僕としては今まで言ってきたジレンマとか違和感が転化していくんじゃないかなと。
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- それらが、今後の高杉さんのキーワードになると。
- 高杉
- 自分でも楽しみですね。でも、結果こんなのが生まれたという次の瞬間に、それをぶち壊して次のステージに行かなければならない。破壊・再構築の繰り返しになるんですが、そのエンドレスな作業を楽しんでいきたいと思いますね。
WANDERING PARTY11th.21世紀旗手
公演時期:2006/1/27〜29(京都)、2006/2/17〜19。会場:アトリエ劇研(京都)、タイニイアリス(東京)。
質問 弓井茉那さん から 高杉征司さん へ
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- 今日はですね、高杉さんへの質問を預かってきております。弓井茉那さんという、前回インタビューさせて頂いた方なんですけれども。
- 高杉
- あ、毎回やっている訳ですね。
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- ここ最近ですね。
- 高杉
- へえ。ちなみにいつもどこに出演されている方なんですか?
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- フリーですね。次はぶんげいマスターピース工房の「三人姉妹」に出演されるそうです。そんな弓井さんから。「高杉さんは、普段どうやってその体格を維持されているのですか?」
- 高杉
- (笑う)いや、僕は小学校の頃からずっとスポーツをやってきた訳ですよ。運動神経とか割と良くって。一番体格が変わったのが高校の柔道でした。インターハイの常連校で、バリバリの軍隊式でしたね。朝イチで筋トレ、授業が終わってからも畳にゲロを吐くような練習でした。そこでもともと筋肉質だった体がパンプアップしたと。その時に代謝のいい体が出来たんでしょうね。大学でも柔道をやっていたんですが、卒業から10年、維持する為に特別な何かをしている訳ではないですね。走ったりするぐらいでしょうか。
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- 走られるんですね。そこが。
- 高杉
- ついサボりがちになりますが。やる時はバーっと。芝居が詰まってくるとなかなか出来ないですけどね。
分かち難い身体性
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- これから、どんな感じで攻めていかれますか。
- 高杉
- 別ジャンルの方から、「ダンサーは身体、役者は言葉」というふうに言われることがあったんですね。それが悔しくて。
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- なるほど。
- 高杉
- 役者というのは体一つでパフォーマンスする訳で、そこには圧倒的な身体性があるんですよ。今の我々の芝居が、いかに身体を感じてもらえていないかということだと思います。言葉は舞台上に立つ身体によって初めて現れるものであって、演劇が言葉に重点を置いている事は認めるんですが、ライブである以上、分かち難い身体性こそを大事にしたいなと思うんです。ダンサーみたいに動きまわるということではなくって、ただ何もせずにそこに立っているだけで身体性を感じられる訳で。
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- 違うんですね。
- 高杉
- 体という物質を舞台上に存在させるというだけで、そこにある喜びを紡ぎだしていきたいと思うんですよ。そのように身体性が変わるとセリフの扱い方もガラっと変わると思うんですね。
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- 体の重要性を再認識するということですね。
- 高杉
- セリフの言い方に執着していた時とは全く違う乗り方をすると思うんです。どう変わるかは分かりませんが。
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- 全く別のやり方になると。
- 高杉
- とっかかりとしてはそういうところですね。どのような結果が出るのか、自分でも楽しみです。
次回公演「饒舌な秘密」
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- 次回公演ですが、タイトルが確か「饒舌な秘密」ですね。
- 高杉
- はい。まだ台本は上がってないんですが・・・。あごうの頭の中をちょっと聞かせてもらっただけですね。内容はちょっと詳しく言えないんですが、今までやってきた事を突き詰めた、代表作になることは間違いないです。
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- タイトルからして楽しみです。
WANDERING PARTY 16th.饒舌な秘密
公演時期:2009/1/24〜2/1(京都)、 2009/3/13〜15(東京)。会場:五条楽園(京都)、下北沢「劇」小劇場(東京)。
ルアー型ミニナイフ
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- 今日はお話を伺えたお礼に、プレゼントがあります。
- 高杉
- おっ。ありがとうございます。
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- どうぞ。
- 高杉
- 開けてもいいですか。
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- はい。
- 高杉
- (開ける)ナイフですか? 最近規制の厳しくなった(笑う)。
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- 普段使いにして頂ければ。
- 高杉
- ナイフ、普段は使いませんよ(笑う)。これ、キーホルダーとして使えばいいんですね。かわいいですね。ルアー型で。