豆企画「消失」
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- 今日は宜しくお願いします。
- 荒木
- 宜しくお願いします。
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- 最近はいかがですか。
- 荒木
- 最近は、9月頭の豆企画の「消失」の稽古です。延命聡子さん演出で。
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- 進み具合としてはいかがでしょうか。
- 荒木
- 私も含め、なかなか人が揃わなくて。
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- 芝居全体、どんなノリなんですか?
- 荒木
- 近未来的な、戦争をテーマにした感じのお話だと思います。
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- 何か、出演にあたっての意気込みですとかを伺えれば。
- 荒木
- はい。今回の企画をされた鍵山さんは、立命の中高の先生をされているんですね。そこでの教え子さんを集めてのお芝居なんです。私、今まで自分が最年少ばっかりだったから、稽古場での年上の立ち場として頑張らないとな、と。稽古場での時間の使い方とか、そういう事でみんなが得るものがあればいいなと思っています。あと、延命さん演出に憧れていたので、何とか期待に応えられるように頑張りたいと思っています。
一介の大学生が
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- 私が初めて荒木さんを拝見したのは、壁ノ花団の2007年の「悪霊」というお芝居でした。あれはとても面白かったです。
- 荒木
- ありがとうございます。演出の水沼さんが、凄く楽しい方で・・・。
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- あれは一体、どういった経緯で出演が決まったのでしょうか。
- 荒木
- その公演の前に、前田司郎さんの尾形さんや垣脇さんも関わっていて、水沼さんに本番をみてもらえたのがきっかけですね。元々同志社小劇場でずっと役者をやっていたんですが、一介の大学生がそんな舞台に出させてもらう事ってあるんやと。
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- ご自身ではどんな作品でしたか。
- 荒木
- 凄いメンバーだったじゃないですか。水沼さんが演出で、内田淳子さんとか金替さんとか。稽古場にいるだけで変な汗をかいてました。岡嶋さんが、「そんな緊張せんでもいいで」って声を掛けて下さったのが嬉しかったです。最終的にはみなさんと打ち解けて、良かったです。
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- そういえば、公演準備期間中の「悪霊日記」も面白かったです。
- 荒木
- 皆さん面白かったですね。
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- 懐かしいですね。
ベトナムからの笑い声
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- 荒木さんは、確かベトナムからの笑い声に、前回の「レストラン・ザ・ペガサス」から新入団員として入られたんですよね。入団されたきっかけを教えて頂きたいのですが。
- 荒木
- ベトナムを初めて見たのが割と最近なんですけど、イサンでやっていた公演で。その中の1作品に、「ドーピング」というのがあったんです。その作品が、同じ台本を一切セリフを変えずに1度目は真面目に、2度目は笑えるようにやる、というものだったんですね。その1度目というのがみんなめっちゃ上手で。面白い上に普通に芝居をやっても上手というのに憧れたんです。
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- なるほど。
レストラン・ザ・ペガサス
公演時期:2008/8/15〜17。会場:スペース・イサン。
きちんと
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- お芝居を始められたキッカケを教えて頂きたいのですが。
- 荒木
- 高校からやってました。
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- そこでも役者をされていたのでしょうか。
- 荒木
- はい、でもそこは規模が小さくて、大会とかも出た事はなく、ほそぼそとやってたんです。で、高校3年の時に推薦で大学が決まって、大学入試も無くなったし暇だったから、お芝居でも見ようとアートコンプレックス1928に行ったらお芝居のオーディションのチラシがあったんですよ。ゼロプロデュースという集団の「シンデレラストーリー」という。そこが同志社小劇場のOBの人らがたくさんいてはったので、入らないかという流れで同小に入りました。
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- なぜ芝居をしているのか、お聞きしたいのですが。
- 荒木
- なぜ芝居をしているのか・・・。他に特に趣味もないし、何やろう。私、普段声も凄く小さいし、喋るのも苦手なんです。でも、舞台稽古をきちんと積めば、本番で人前に出られるんです。それが楽しいと思ったんですね。
サッ
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- 今後、役者としてどんな感じで攻めていかれますか。
- 荒木
- ベトナムにせっかく入ったので、私も面白い事が出来るようになりたいです。堀江さんとか奇跡のように面白くて、私びっくりしてしまって。
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- 荒木さんにとって、面白い事っていったいどういう事なんでしょうか。
- 荒木
- 私は、MONOのお芝居とかが好きなんですよ。自然な感じで、その中にちょっと笑ってしまう会話や出来事があるみたいな。
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- ウィットですね。
- 荒木
- 体を張って笑いを取りに行くというよりは、会話の面白さがサッと作れるようになりたいなと思います。体を張れと言われれば頑張りますが。
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- 頑張って下さい。
質問 竹崎博人さん から 荒木千恵さん へ
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- 今日は、竹崎博人さんという、次々回以降にお話をさせて頂く予定の方からご質問を頂いてきております。
- 荒木
- 竹崎さんというのは・・・?
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- 芝居とかで映像を作成される方ですね。「休日の過ごし方を教えて下さい? 芝居関係以外で」
- 荒木
- 最近はパンを焼いています。
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- パン! パンですか。へー。
- 荒木
- ちょっと趣味で。やってみると割と簡単ですよ。クッキングパパを参考に焼いています。
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- ああ、うえやまとちの。
- 荒木
- 私びっくりするぐらいクッキングパパが好きなんです。90冊くらい持ってるんですけど、それを読んでは料理を作ったりしています。
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- 最近作った中で、工夫して焼いたパンとかは。
- 荒木
- 私はおせちを作る担当なんですけど、あまった栗きんとんを中にいれたきんとんパンを作りました。
出たいですー
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- 荒木さんは役者として、稽古の時に何を意識して望みますか?
- 荒木
- 大学の途中くらいまで、自分の演技についてめっちゃ考えるタイプだったんです。台本に「この人の流れはこうなってて」とか書いてやってたんだけど、「安心して見られるけど面白みがないね」って言われたんです。それからは出来るだけ何も考えずにしようと思って、めっちゃ適当にやるようになりました。
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- なるほど。
- 荒木
- それが、まだ上手くいってるかどうかは分かりませんけど。
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- 適当にやるという事は、力を抜いて演技するという事なんでしょうか。
- 荒木
- うーん。何か、自分で自分の演技を決めてきて稽古場でやっても、他の人と合わせた時に応用が利かないというか。人の持ってきた演技と合わせていくと、自分で思ってなかったことが出来るんです。
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- 相手との掛け合いを大事にすると。
- 荒木
- 特にベトナムとかだと、みんな毎回全然違う事をするので、自分で考えてきても追いつかへんから・・・。凄い勉強になります。
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- 今後、出てみたいお芝居とかはありますか?
- 荒木
- というよりは、今までご一緒した事のない人とやれたらいいなと思います。あ、hakoのお芝居に出たいです。
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- ご覧になった事がありますか。
- 荒木
- はい、一番最初の「ようかん」を観ました。
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- あ、あれは面白かったですね。
- 荒木
- それから何回か。ようかんすごい面白かったので私も出てみたいなあと。出たいですー。
劇団hako
2003年度ビギナーズユニットメンバーにて結成。肥田氏による、穏やかな世界観をふわりとした表現で描きだす。
minijupe ネックレス
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- 今日は荒木さんにお話を伺えたお礼に、プレゼントがあります。
- 荒木
- プレゼント。まあ。
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- どうぞ。
- 荒木
- なんとまあ。では失礼して。厳重な包みですね。(開ける)何ですかこれは。
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- ネックレスですね。
- 荒木
- 凄いですね。買う時に恥ずかしくなかったですか? 凄いですね。こういうものを付ける習慣がないもので。付けて帰ります。ありがとうございます。嬉しいです。
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- 今日はありがとうございました。