演劇人にインタビュー 頭を下げれば大丈夫

こみち みちこ

俳優

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 稽古

___
今日は宜しくお願いします。
こみち
宜しくお願いします。
___
ええと、こみちさんはHOMURAがお久しぶりの舞台だったんでしょうか。
こみち
いや、あれです。三月の頭に、神戸で少年に出させてもらって。それが1年半ぶりぐらいの芝居でした。
___
行きたかったです。
こみち
遠いですしね。お話は面白かったんですけど、お客さんがいなくて。それが寂しかったんですけど。
___
なるほど。普段、お仕事をされながら稽古をする、という感じなんでしょうか。
こみち
そうですね。
___
大変ですよね。
こみち
私が大変というよりは、周りが大変なんじゃないかと。
___
あー。
こみち
一緒にやる上で。どうしても。うーん。やっぱり、最初から最後まで全部参加という事が出来ないので。
劇団HOMURA

京都の劇団。脚本・演出、酒井信古。

少年

松本健吾(少年A)と延命聡子(少・F・年)を中心とした演劇サークル。

 同志社小劇場

___
こみちさんは、元々は同志社小劇場の方なんですよね。
こみち
そうです。
___
大学に入られてから始められたんでしょうか。
こみち
いや、高校から演劇部に入ってて。まあ、でもそんなに高校の頃はやってなかったというか。部活動でやっていただけで。大学から本格的に。
___
同小かあ。懐かしいなあ。
こみち
見たことはありますか?
___
何回かあると思います。えーと、ウォーリー木下さんの・・・。
こみち
『645』ですか?
___
そうそう、それです。あとは、毛毛毛佳周5さんが演出された。
こみち
どれでしょう。
___
何だったかな。私が大学入りたての頃だったから。
こみち
何年入学ですか?
___
2000年ですね。
こみち
あ、一緒ですね。一緒なんですね。で、佳周さんが演出された奴ですか。それ私の初舞台ですね。
___
マジですか。いきなり初めに椎名林檎を歌ったと思う。
こみち
うんうん。ん?coccoだったんじゃないですか?coccoを歌いながら田実さんが出てくるという。・・・それを見てるんですか。
___
ええ。それで、私が見ていた回に限ってベニヤで出来た剣が折れ、恥ずかしい思いを共有したという。
こみち
貴重ですね。
___
そうなんですか。
こみち
私がその頃出ていた舞台はビデオに残っていないんですよ。無茶やってましたね。新感線をあの狭いホールでやったり。
同志社小劇場

同志社大学演劇部。同大には他に二つの学生劇団が存在する。

 どこかしらで

___
こみちさんは、同小を辞めてから、どんな感じでお芝居をされているんですか? 時間の取れる職場で働いて、バリバリに活動されている方もいらっしゃいますけれど。
こみち
卒業してどうしようかなという時に。漠然とまあ、芝居一本でやっていく自信が無かったので。でも、京都の、どこかしらで芝居がやっているみたいな雰囲気が好きだったので、仕事をしながら芝居に関わっていけたらいいなと思ってたんですけど。
___
はい。
こみち
これはもう、私的に無理だと思って。で、次の仕事を探している時に延命さんから声を掛けてもらって。したら、上手い具合に時間を取れる仕事が見つかって。
___
ああ。
こみち
それで、これなら行けるかもと思って第二の芝居期が始まったんですけれども。その年の夏と冬にやったんですけれど、そこからぱったりとなくなっちゃって。去年はおととしの年末に出た芝居を見に来てくださった方から去年の夏の舞台に誘われたんですけど、ちょうど仕事が忙しい時期で被ってしまって。
___
ええ。
こみち
公演となると金土日が空いてなければダメだったり、どうしても平日に一回休めなければならないじゃないですか。休める時とそうでない時があって。で、泣く泣く・・・。今回のHOMURAは幸いにして何とか参加させて頂きましたが。

 積極

___
今後の事についてお伺い出来たらなと思うんですけれど。
こみち
はい。
___
その、俳優として、これからどんな道筋を辿って行かれるのでしょうか。
こみち
うーん・・・。
___
いきなりこんな事を言われてもしょうがないかもしれませんが。
こみち
そうですね(少し笑う)。どうして行きたいのか・・・。一応、私の中では今はオファー待ちの充電期間なんです。また一年、二年とずっと充電中になるんじゃないかという懸念があって。もうちょっと、自分から積極的に行かなければならないんじゃないかと思ってみたりとか。自分の中で、次にどうするのかというのがまだ見えていないので。ですね・・・。
___
そうですか。
こみち
時間的な問題とか、職場の制約もありますし。正直、使いにくい役者だと思うんですよ。
___
(笑う)
こみち
もう、ねえ。大して上手くもないし(笑う)。
___
いやいやいや。
こみち
うーん。ねえ、ちょっと。
___
前回は、振り幅の少ない役どころではありましたが。
こみち
何かね、ああいう役どころが多いんですよ。
___
クールビューティーみたいな。
こみち
そうそう、喋んない、存在感だけは何となくあるけど、みたいな。

 逆境

___
今まで舞台に立たれた中で、これは自分にとって大事だなというものはありますか。
こみち
大事? うーんと、一番楽しかったなという芝居が3回生の引退公演でしたね。その時に、一応、主役をやらせてもらって。もともとそんなに主役をやるほうじゃなかったので。凄い楽しかった反面しんどかったり。で、ちょうどその時期ホールの環境が凄く悪くて。ゲネの時に喉を壊してしまって。
___
新町別館ってそんなでしたっけ。
こみち
いや、それこそ西部と比べたら恵まれているんですよ。冷暖房もつくし、屋内になってるし。狭いっていうのは難点なんですけど。建て替えの時期で、埃っぽくて。喉はもともとそんなに強くなかったし、でも喋んなきゃいけないし。
___
はい。
こみち
大変だったんですけど、その分充実してたというか。今回は自分頑張った、みたいな。
___
逆境ですね。
こみち
そうですね。最近、中々そんなに逆境になることが少なくて。逆に凄くしんどかったのが、2回生の時にプロデュース公演で『熱海殺人事件』やったんですよ。演出の人が凄い厳しくて。やってもやってもダメを出されて。しんどかったんですけど、その分、一つ成長したかな・・・?と。
___
同志社で熱海というと、金田一君を思い出しますね。
こみち
金田一くん。あー。ねえ。

 adequateのレザーブレス

___
今日はですね、お話を伺えたお礼にプレゼントがあります。
こみち
あ、そうなんですか。ありがとうございます。
___
ちょっと微妙かもしれない。
こみち
いいんすかね。こんなしょうもない話しか出来ないで。
___
どうぞ(渡す)。
こみち
ありがとうございます。
___
ちょっと湿ってますけど。
こみち
今日、雨凄かったですよね(開ける)。
___
多分腕に付けるやつだと思うんですけど。
こみち
え、どうなんだろう。あれ?
___
多分、これを外すんではないですかね。
こみち
あ、そうですよね。これをいい感じに巻いて。へー。凄い。ありがとうございます。
(インタビュー終了)