劇団みゅーじかる.321「ファーマーズROCK」
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- 今日はどうぞ、よろしくお願いいたします。先日ご出演の、劇団みゅーじかる.321の「ファーマーズROCK」が終わってしばらく経ちましたね。大変面白かったです。ご自身としてはどんな経験でしたでしょうか。
- 吉田
- ありがとうございます。ブログとかにも書いているんですけど、ほとんど全員が初めて共演する人でした。演出の青木さんに呼んで頂いた時に、「ミュージカルなんだけど、どう?」って。僕もそんなにミュージカルをやった事はないんですよね。去年の12月にPEOPLE PURPLEさんに出演した「AGAIN!」がミュージカルっぽかっただけで。
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- そうだったんですね。
- 吉田
- 西原さんと青木さん以外は全員初対面。途中で別の芝居もあって抜けたりしてたんです。他のメンバーもけして集まりが良かった訳じゃなかったそうで、稽古についてはなかなか大変でしたけど、良い経験でした。
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- メンバー同士打ち解けられなかったとか、そういう事はありましたか?
- 吉田
- いや最初は少し・・・役的にも、あんまり打ち解けちゃいけないのかなと思って。どちらかというと一人で生きていく役でしたし。正直、稽古場でもそういう風にしていたところはあって。「最初はめっちゃ怖かった」って言われましたね。まあそうやろうなと思います。でもまあまあ、本番始まったら別にラフに。ご飯食べにいったり。「喋ったら怖くないんですね」って。
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- 座組全体の和はFacebookの写真とかからも伝わってきましたね。
- 吉田
- そうですね。変な一体感がありましたね。若い、青春みたいな空気がありましたね。学生時代のノリが。意外とみんな若くないんですけどね。
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- 学生時代。
- 吉田
- 青木さんが先生みたいな。
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- 半年に一度くらい、こういう雰囲気のプロデュース公演があったらいいなあと思いますよね。というのは、プロデュース公演の座組ってある程度、ギスギスしていても良いと思っているんですよ。一種の緊張感が必要というか。でも、「ファーマーズROCK」の場合は、それとは全然別の域にいた気がするんです。
- 吉田
- そうですね。まあ、だからといってむちゃくちゃ仲良かった訳でもないし、ただその、本番に対する盛り上げへの意識はまとまっていたと思いますね。
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- なるほど。ちなみに、7月10日の本番日までの稽古期間は、どのくらいあったのでしょうか。
- 吉田
- 四月から撮影とかをして、本格的に稽古が始まったのは五月からです。ただ、みんなの感覚的には全然時間は無かったです。
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- そういう危機感を含めた意識があの大量のキャストの間で一致して、さらにその波が本番のタイミングちょうどぶつかってあの素晴らしい盛り上がりになった、という感覚があります。もちろん役者・ダンサーの能力も高かった。脚本・演出の魅力も。
- 吉田
- 今回、稽古の段階から面白かったんですよね。みんな好き勝手やってて青木さんもそれを許す空気があって。演出家が全てに細かく采配を振るう現場じゃなくて、そしてプロデュース公演やったというのもあって。二回目のメンバーもいたからかもしれませんね。一見統一性がない状況になっとったんですけど、それはそれでええか、みたいな。稽古を見ながらみんな修正していったんでしょうね。
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- そうなんですね。みんなが自分の芝居を全体を見て調整して、その仕上がりがとても丁度良いところでまとまっていたところに本番があって、みたいな。メッセージを充分に伝えながらもオシャレにまとまってました。凄いと思います。
- 吉田
- キャスティングも結構上手く行ってたんじゃないかと思うんですよね。みんなの得意分野も生かせた配役だったかもしれません。
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- そうですね。どの役にも見せ場と物語があって。私、一人一人の役を全部覚えてるうえに全員気に入りましたから。
劇団みゅーじかる.321「ファーマーズROCK」
公演時期:2015/7/10~12。会場:in→dependent theatre 2nd。
月曜劇団 番外公演『月曜劇団のコントっぽい劇短編集2』
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- さて、次に出演されるのは月曜劇団の短編集ですね。吉田さんは出演されるのが今回初めてでしたよね。
- 吉田
- そうなんですよ。初めてな気は全然しないんですけど。上原さんとは何度も同じ舞台に立ってますから。西川さんや森口さんもよくどこぞでお会いしますし。嬉しいですね。
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- とても見たい座組です。意気込みを教えてください。
- 吉田
- いやあもう頑張るのみですね。コントって言っちゃってる以上は笑って楽しんでいただけたら。まあ正直、脚本が西川さやかさんなので、どうなるか全然分からないですよね。一回目のコント集を拝見したんですけど、あのユルさはすごいですよね。
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- ユルさ、曖昧さ。月曜劇団はもう、その曖昧さの演出さえ曖昧ですからね。「『曖昧』なオチ」という着地点が明確にあって、そこへすら曖昧に落ちていくという。
- 吉田
- さやかさんの作品はそういうところがあって、詳しく聞いたら教えてくれると思うんですけどね。
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- そこに日呂さんの演出が加わると。
- 吉田
- そうですね。一度、本公演に出演してみたいですね。
月曜劇団
2001年3月旗揚げ。主に大阪、神戸など関西を拠点として活動中。現在は上原日呂と西川さやかの二名で構成されている少数精鋭ぽい集団。シュールで明る暗い会話劇をベースに、なんちゃってダンスやコスプレなども取り入れたいざというときに一言でジャンルを説明しづらいお芝居を展開中。(公式サイトより)
番外公演『月曜劇団のコントっぽい劇短編集2』
期間:2015/09/14(月)~2015/09/17(木) 会場:あるかアるか地下1階「Free Studio KONPIRA -金毘羅-」 9月14日(月)20:00 9月15日(火)15:00/18:00/21:20 9月16日(水)15:00/20:00 9月17日(木)15:00/19:00 出演:上原日呂(月曜劇団)、西川さやか(月曜劇団)、森口直美(パプリカン・ポップ)、吉田青弘 【脚本】西川さやか 【演出】月曜劇団 料金/前売 1,800円 当日 2,000円
嘘と即興
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- 吉田さんが役を演じる上で気を付けている事は何ですか?
- 吉田
- 嘘をつかない事ですね。嘘をつく役だったらいいんですけど。「嘘を付いたらバレる」と思ってるんで。
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- 嘘とは。
- 吉田
- はっきり言って、お芝居自体嘘じゃないですか。嘘のものを、それを分かっててお客さんは見ている。役者同士の会話演技のやりとりでズレが生じると何か気持ち悪いんですよね。それが狙いではないかぎり。そういう意味で嘘はつかない。
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- 会話劇での嘘って、すぐに分かりますしね。言えてない台詞は分かるものです。我々観客と役者の間に存在している「台本」というプログラムが念頭にあって、上手く行っていない会話演技を見るとその台本の文字が頭に浮かぶような・・・。そこで興醒めしてしまう。
- 吉田
- そうですね、一瞬でそうなる。人が人の演技をしている訳ですから、無意識にそういう状態になってしまうんですよね。これが動物を演じているんだったらまたちょっと違うんですよ。そういう場合はわかりやすさを重視して、ズレのないように組む。だからズレは発生しない。人をやる時はそうはいかない。嘘がないようにしたいけど、でも台本に沿って会話をしないといけない。そこが難しいんですよね。
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- 「嘘をつかない演技」。いろいろなアプローチがあると思います。不自然な息継ぎはやめる、気持ちがもたらす生理的なリズムを考える、であるとか。役者の数だけ方法があるんでしょうね。
- 吉田
- 僕の場合は、もう基本的には即興だと思ってます。即興というのは、相手や外から発されるものを受けて出す訳じゃないですか。というのを、本のある芝居でもやる。僕、たまに台本には載っていない事を言うんですよ。一応確認するんですよ、台本と違う事を言うてもいいかどうか(今までの演出家さんは「やめてくれ」と仰る方はいなかったですけど)。というのは、僕は、台本に無くても言いたい事が出てきたら言うようにしているんです。それが、その場で生きたキャッチボールを言う事だと思うんですよね。そうすると、自然に何かを言えている。
嘘と自然
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- その、役の上で感じている事と、役者が感じている事が一致している上での即興という意味ですか?
- 吉田
- そうですね。相手役がいるとしたら、その相手に対して感じている事。それは事前に想定してはいけない。
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- 「それは事前に想定してはいけない」・・・それはとても難しいですね。
- 吉田
- 難しいですね。野球だって、ストレート来ると思って変化球が来たら空振りしますから。変化球も打てるようになっておかなければ、いいバッターにはなれない。
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- そういう風に考えるようになったのはいつからですか?
- 吉田
- だいたい20代前半ですね。そのぐらいの時期の役者って誰かに教わる事が多いもんなんですよね。「嘘をつくな」はさんざん言われましたし、その為の方法論をWSとかで教わったりして。僕はどっちかというと頭で考える方なんですが、「頭で考えすぎや」って言われて。それは結局、自分の中で答えを出して思い込んでいたんですよ。結局人の話を聞いていない、対応出来ていない、自分の筋道通りにしかいけなくて、ズレている事にも気付けていない。頭でっかちの芝居しか出来ていないと言われていたんです。そういう時に、即興のつもりでやったら割と上手いこといった経験があって。
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- いま、ようやく理解した事があるんですけど。「嘘をつかない」っていう指摘は、「嘘をついてしまっている」という失敗を指摘しているんですね。一般常識的・道徳にもとる、騙す嘘という訳じゃなくて。ああ、なるほど。上手くいってないから、「嘘になっている」。
- 吉田
- 失敗かどうかは難しいですけど・・・でも、一瞬醒めるのが「嘘」なんじゃないかな。僕も、日常会話だって、突き詰めると嘘なんじゃないかって。社会的な言葉を選んで、関係を成り立たせるために繕っている。台本の役同士の演技だって、そういう意味での嘘で作られている。
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- そうですね。
- 吉田
- 恋愛劇でいきなり「好き」だなんて言わないですしね。そこからはドラマは生まれにくい。
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- 物語の上での嘘が戯曲に書かれていて、役者の演技の上での嘘が発生しうる。
- 吉田
- お芝居自体も嘘ですしね。海が舞台上にある訳じゃないのに、頭の中で補完して見ている。
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- 観客も演者側も演劇という嘘に取り組んでいる。お客さんも、その上では嘘を自分に課している。
- 吉田
- 本自体もそうですね。紙に載っている文字から意味を見出そうとしている。人間は、そういう事がしたいんでしょうね、きっと。
境界を越える
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- 吉田さんがお芝居を始めたのはどんな経緯があったんでしょうか。
- 吉田
- 大学1年の時です。18でした。映画がすごく好きで始めました。その時は演劇には興味が無かったんですよ。映画に出たり撮るのも好きで、WSで勉強をしていました。ある日、仲間に誘われて舞台に行ったのが初めてです。こういう世界があるんやな、と。TVに出てないのに面白い人たちがいっぱいいるなと思って。
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- なるほど。ところで伺いたいのですが、大阪小劇場での成功って何でしょうか。というのは、まあやっぱり色んな地域の方にインタビューをするようになって、大阪や京都それぞれの小劇場の良いところや悪いところがはっきり見えてきてですね。これまで活動してきた吉田さんからみて、どういう事がそれぞれの場所での成功なのかなというところからも考えたいなと思いまして。
- 吉田
- いやー、成功なんて無い気がするというか。地元のヒーローとして長く楽しくやるというのは一つの方法としてあると思うんですけどね。別に、大阪という場所にそれほどこだわる必要もないと思います。やってる身からすると、大阪京都東京と、枠を決める事で、井の中の蛙というか、井を自分で作ってしまっている感があると思うんですね。もちろん、京都と大阪の演劇は全然違いますけど、別に地域によってのカテゴリを設けても。
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- ああ、なるほど・・・。そう思うと私は、それぞれのエリアの「良くなさ」を追求しようとしていました。例えば、大阪のお客さんの「とりあえず盛り上がる」というサービス精神、とかね。
- 吉田
- まあ、高いところからみたらそういう観点になるかもしれませんね。やる側からすれば、あまり関係はないと思っています。大阪のお客さんの盛り上がりについては、確かに。でも、反応をちゃんと返してくれる、あったかい客席はありがたいですよね。
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- 暖かいときの盛り上がりはとても楽しいですよね。あれは本当に、世界遺産に登録した方が良いと思うぐらい。
質問 ナツメクニオさんから 吉田 青弘さんへ
「道」
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- いつか、どんな演技が出来るようになりたいですか。
- 吉田
- 究極は、立っているだけで感動させるというか。それだけで見ている人の心を揺らせるような。
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- それは、戯曲の演技の上で?それとも、役者そのものの力とか?
- 吉田
- 両方ですかね。そのお話の色んなものを踏まえた上で、そして、役者が舞台に出てきた時の力も。僕は実は、言葉はあんまり重視していなくて。立っているだけで伝わるものは伝わると思っています。それでこう、ぶわっと感じさせられたらいいな、と。割と、身体を動かす事はずっとやってきたので、身体そのもので何かを感じさせる事にこだわりがありますね。
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- それは鍛えられる事でしょうか?
- 吉田
- 出来ると思います。
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- どうやってでしょうか。
- 吉田
- 表面的なところで言うと姿勢。その人の仕事の仕方や生き方が結構出るんですよね。剣道とか柔道とか華道とか、「道」とつくものは結局のところ、そこに行き着くんですよね。
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- どんな姿勢であるべきか。
- 吉田
- 呼吸もそうですし、精神的な居方も。見る方の意識もそれで変わってくるんですよね。そこに気を付けて生きる。と同時に、ちゃんと生きる事ですよね。お芝居していると実生活がちゃんと出来ない人が多いですけど、ちゃんとするだけで見えてくる世界が広がると思うんですよ。
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- 歯医者にちゃんと行くとか、ハローワークに行く事とか・・・
- 吉田
- ちゃんと仕事する事、とかですね。演技に出ると思うんですよ(まあ、リアルの経験が無くてもそういう雰囲気が出せてしまう人もいるんですけどね)。
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- 芝居をやった事のない人が参加するWS公演とか、面白いですよね。
- 吉田
- そうですよね。積み重ねてきたものがあるから。けれど、同じ事を継続してやろうとするとそれは役者の領域になると思います。
磨き続ける
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- 今後、どんな感じで攻めていかれますか?
- 吉田
- そうですね、確かに年齢的にもそろそろ攻めないといけないですよね。僕、所属もしていないしいい年齢にもなったんで。でも結局自分を磨き続けるしかないんちゃうかなと思いますよね。その上で、求められているところで努力すれば認めてもらえますし。それは、その後に繋がっていく事だと思っています。
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- 磨き続けるという事ですね。
- 吉田
- そうですね。80歳になっても続けているようであればいいなあと思います。
カイワレダイコンの種と試験管立て
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- 今日はですね、お話を伺えたお礼にプレゼントを持っていまいりました。どうぞ。
- 吉田
- ありがとうございます。(開ける)おっ、カイワレ。と、試験管。
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- 水だけで育つそうです。10日で食べられるそうです。毎日の食卓に。
- 吉田
- おおー。カイワレって大根になるんですかね?
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- どうなんでしょうね。カイワレ大根と言うてますが、私の予感だとそれは大根にはならないような気がしますね。
- 吉田
- あー。そうですかね。
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- 大根にならないようにDNA操作をされているんじゃないですかね。
- 吉田
- このカイワレの状態から根が出て大根になっていくんですかね。
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- 「大きい根」ですから、そうでしょうね。
- 吉田
- ネギとタマネギも、タマネギから出た芽がネギになるんですかね?
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- なると思います。が、豆苗と同じで、美味しさという意味ではあやしいと思いますが。
- 吉田
- ああ、そうか。確かにあれは何か違うかな。