演劇で忙しい毎日
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- 今日はどうぞ、よろしくお願いします。最近、楠さんはどんな感じでしょうか。
- 楠
- よろしくお願いします。最近は笑の内閣の稽古です。それと、笑の内閣の公演が終わった週に時間堂の大阪公演 に出演します。あとは今週末、東京で木ノ下歌舞伎 の本番 があって、演出部で参加しています。現行の出演者さんになった2年ほど前から毎回付かせていただいているのですが、横浜、京都、チリにも連れて行っていただきました。おめでたい事をいっぱいやるダンス作品で、裏付き作業がとても大変なんですけど、一応リーダーのようなことをしています。
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- 素晴らしい。
- 楠
- いや全然なんです(*>ω
時間堂 [つながる] ツアー2014 [東京 大阪 仙台 札幌 福岡]「衝突と分裂、あるいは融合」
公演期間:2014/10/25〜26(大阪)。会場:in dependent theater→1st。
木ノ下歌舞伎
歴史的な文脈を踏まえた上で現行の歌舞伎にとらわれず新たな切り口から歌舞伎の演目を上演する、木ノ下裕一と杉原邦生による団体。古典演劇と同時代の舞台芸術がどう相乗作用しうるかを探究し、新たな古典観と方法論を発信、ムーブメントの惹起を企図する。あらゆる視点から歌舞伎にアプローチするため、木ノ下裕一が指針を示しながら、さまざまな演出家による作品を上演するという体制で、京都を中心に 2006 年より活動を展開している。(公式サイトより)
東京発・伝統WA感動「日本の伝統芸能×ストリートダンス Part2」
公演時期:2014/9/27。会場:スパイラルホール。
KYOTO EXPERIMENT 2014 フリンジ企画 オープンエントリー作品 第19次笑の内閣 福島第一原発舞台化計画−黎明編−『超天晴!福島旅行』
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- 次回は笑の内閣、ですね。どんな作品になりそうでしょうか?
- 楠
- 面白くなると思います。今回の作品に参加するメンバーは、この夏に本当に福島旅行に行ってきました。私はみんなと一緒には行けなかったのですが、5月に高間さんたちと少人数で行っています。
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- そうでしたね。
- 楠
- 難しい状況にも直面しましたし、一方でわかっていたことも沢山ありました。原発についても、ゼロにするとかしないとか、問題はそこではないんだと尚更思いました。どちらか一つということはないんです。私は原発がゼロの世の中よりも、原発に賛成とか反対とか、いろんな人が自由に意見を言える世の中がいいと思っています。
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- 手応えがあるんですね。
- 楠
- 一言で言うと福島をネタに公演をうつことなるのですから(そういうわけではないのですが)、いろんな気持ちになる人がいるのは当たり前です。特に内閣は、実際の中身よりも宣伝などの外面がチャラいですし。だから福島に行って「これはだめだ」と思ったら出演しないでおこうと思っていました。自分の良心と相談して。福島に行ったとき、コメディをやると言ったら「絶対笑えないから不可能」と言われたこともあります。私は、笑えないものから笑いを生むことはアーティストができることのうちの一つだと思っていて、高間さんはそれができる人だと思っています。だから参加を決めました。
笑の内閣
笑の内閣の特徴としてプロレス芝居というものをしています。プロレス芝居とは、その名の通り、芝居中にプロレスを挟んだ芝居です。「芝居っぽいプロレス」をするプロレス団体はあっても、プロレスをする劇団は無い点に着目し、ぜひ京都演劇界内でのプロレス芝居というジャンルを確立したパイオニアになりたいと、06年8月に西部講堂で行われた第4次笑の内閣「白いマットのジャングルに、今日も嵐が吹き荒れる(仮)」を上演しました。会場に実際にリングを組んで、大阪学院大学プロレス研究会さんに指導をしていただいたプロレスを披露し、観客からレスラーに声援拍手が沸き起こり大反響を呼びました。(公式サイトより)(公式サイトより)
KYOTO EXPERIMENT 2014 フリンジ企画 オープンエントリー作品 第19次笑の内閣 福島第一原発舞台化計画−黎明編−『超天晴!福島旅行』
公演時期:2014/10/16〜21(京都)、2014/12/4〜7(東京)。会場:アトリエ劇研(京都)、こまばアゴラ劇場(東京)。
ピンク地底人3号との一人芝居「暗闇から手をのばせ!」
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- 先日、細見美術館でピンク地底人3号さんとの一人芝居「暗闇から手をのばせ!」がありましたね。見たかったです。
- 楠
- 嬉しいです。ありがとうございます。
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- どんな経験でしたか。
- 楠
- 一番大切で、大事な作品になりました。初めての一人芝居で。
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- 見たかったですね。
- 楠
- 3号さんは今回が初めましてとういわけではなかったのですが、作品を一緒に作るのは初めてでした。けんかもいっぱいしました。
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- あ、喧嘩してたんですか。
- 楠
- はい笑。言い争いとかにはならないのですが、沈黙のけんかというか、、私もしょっちゅう泣いてました。内容は、一人の女の子と納棺士の話です。この金髪も作品の為に染めました。会場での声の聞こえ方や見え方の問題もあったし、私自身の技量の問題もあったのですが、嬉しいことも嫌なことも沢山言われました。
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- 反響があったという事ですよね。良かったじゃないですか。ご自身としてはどんな経験になりましたか。
- 楠
- 一つあげるとしたら、私は本当に取り繕って生きていたんだなあ、と、そういう事に気付きました。
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- というと?
- 楠
- 稽古の間中、ずっと3号さんに「取り繕わないで」と言われてたんです。「もっと、普段の喋っている時・喧嘩しているときみたいにしてほしい」と。「演技で怒っている時よりも、今みたいに喧嘩して泣いている時の方が切実で、それをやってほしい」、って。それなりに演劇をやってきて「演技しているモード」みたいなものは私には無いと思ってたんですけど、やっぱりあったんですね。いつの間にか勝手に身に付いていた。それに普段誰かと喋る時においても、多かれ少なかれ取り繕っているんですよ。
ピンク地底人3号 × Quiet.Quiet 真夏の合同公演
公演時期:2014/8/27〜29。会場:細見美術館内 CAFE CUBE。
『思っている事をちゃんと言う。そして、自分が今どう思っているのかを確認してあげる』
- 楠
- 取り繕うというのは別に二重人格だとかそういう事じゃなくて。社会での生きやすさのためにやっていることです。取り繕っている私が、ある程度批判されたり嫌われても、別にその私はいいや、嫌われたのはコーティングしてる私だからと思えます。武装しているんですね。本当の私が嫌われるのはとても怖いです。それに本当の私は基本的に嫌な事を考えているので、それを表にだすと無駄な争いを生みます。
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- なるほど。
- 楠
- だから、それをやめようと思いました。難しいですね。思っている事を言う方がよっぽど難しい。
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- そうですね。
- 楠
- 次に出演する時間堂さんはマイズナーメソッドを実践されていて、その中のひとつ、リピテーションをWSオーディションでやったんですが、それが私の中ではすごい体験だったんです。今日までも、一日もそのことを思い出さない日はないくらいです。
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- というと?
- 楠
- 一対一で向かい合って、自分の目に見えている事、自分が感じている事、相手が思っていると思う事を口に出して、繰り返すんです。
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- 相手の言葉を復唱するんですね。
- 楠
- そうでもいいし、自分の言葉を復唱してもいいです。やめたくなったらやめてもいい。そのルールだけ説明されて「さあやりましょう」って始まりました。私、その相手の人とめっちゃやりにくかったんです。正直ハズレを引いたとすら思いました。でも、そんな事口に出せないじゃないですか。
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- 普通はね。
- 楠
- モヤモヤしていたら黒澤さんが来てくれていて、深呼吸して、手に力が入っているその手を言葉にしてみてと言われました。それが衝撃でした。「やりにくい。やりたくない」って初めて口に出しました。それから私は、いかに自分が思っている事を口にしていなかったかに気がつきました。ちゃんといろんなこと考えているはずなのに口元に高性能のフィルターがかかっていて、選別された言葉しか出していなかったんですね。
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- なるほど。でもそれは誰でもそうですけどね。
- 楠
- そう、誰でもそうなんですけど。私にはそれがすごくショックだったんです。私はこんなに取り繕っていたんだと。自分の汚さも知りました。ワークの後に感想を言い合う時間があって、よれよれでそのことを伝えたら、黒澤さんは「さっきまでの笑顔のあなたより、それを言う今のあなたの方が魅力的だよ」と言ってくれました。私は特に高校生くらいまでが生きにくくて、大人になるにつれて自分を上手に取り繕えるようになり、ある程度の生きやすさをどんどん獲得していってたんです。でもこの一言で、それを辞めようと思いました。『思っている事をちゃんと言う。そして、自分が今どう思っているのかを確認してあげる』。
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- それが、「暗闇から手をのばせ!」と、時間堂のオーディションで得た事なんですね。
- 楠
- とても幸せなことなのですが、私はいま求めている世界に立てている事にある程度充足しています。twitterに書く事も減りました。私はtwitterが好きで、これまでは実際に口にできないけど考えていることはここに書いていたんです。少しだけ自分のことわかってほしいって願いをこめて、やってたんですけど。それはもう必要ないんですよ。
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- ぶっちゃけましたね。
- 楠
- でも、まだまだだと思います。思った事を言えないこともあるし、やりたい事だってあります。もっと自分に「今はどう?」って聞いて、確認してあげたいです。
時間堂
時間堂は、演劇をつくる団体です。1997年から活動をはじめて、東京を本拠地としています。代表者は黒澤世莉です。(公式サイトより)
出会いと別れ
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- FTPというか、劇団衛星 との出会いと別れについて、です。まず、どんな経緯で入ったんですか?
- 楠
- 4回生の時に声優の養成所に通っていて、他にも大学で演技の勉強ができるようなところがないか探したところ、蓮行さんが教えている授業を見つけました。子供たちとお芝居を作るWSを学生が企画実践する授業です。そこで京都の演劇と出会い、アルバイトの期間を経て、卒業後フリンジシアタープロジェクト(FTP)に入りました。
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- そして、辞めた。
- 楠
- そうです。今でも顔向け出来ないぐらい、迷惑を掛けたし申し訳ないと思っています。でも、FTPを辞めなければ出会えない人たちや舞台に沢山出会えました。FTPにいないと出来ない経験は山ほどあったんですけど、FTPを辞めないと出来ない経験が私にはたくさんあったんです。私はそれを選べて良かったです。辞める辞めないで悩んでいた時相談に乗って下さった方々には、今でも本当に感謝しています。辞める事自体も迷惑になる状態で本当に苦しかったですが、それでも、辞めたことを後悔したことはないです。
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- じゃあ、良かったんですよ。それは。
- 楠
- でも申し訳ないです。たいしていい働きも出来なくて・・・。
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- だからこそ、楠さんがもっと大きくなって、衛星を見返すぐらいの存在になってもらわないと困るじゃないですか。
- 楠
- それは、そうなのかもしれないですね。
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- 楠さんは、いまどんな感じで演劇を続けていきたいですか?
- 楠
- FTPで働いて、辞めて、それで思うんですけど、今の京都で役者として演劇を仕事にするというのは、ステージ以外の部分で働くしかないんですよ。私はワークショップや教育に興味がないので、時間やお金だけをみれば割りのいい仕事が他にいくらでもある。だから今は割り切って、アルバイトで効率よくお金を稼いで、それで自分の演劇をしています。とても幸せです。
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- なるほど。
- 楠
- 演劇教育で働くプロのあり方もその功績も、凄い事だと思います。でも私は、お金を稼げることだけが演劇のプロなのではないと思っています。
劇団衛星
「小劇場での演劇でしか絶対に表現できない舞台表現」を極めるべく、1995年6月設立。「演劇人=アルバイト生活」の常識を破った、フリンジ業界における非常に珍しい専業演劇人集団である。京都を拠点に、既存のホールのみならず、寺社仏閣・教会・廃工場等「劇場ではない場所」で公演を数多く行い、茶道劇「珠光の庵」や裁判劇「大陪審」などの代表作を全国で上演。また、演劇のポテンシャルを利用したワークショップなど「演劇のないところに演劇を送り込む」活動を、幅広く展開中。(公式サイトより)
質問 髭だるマンさんから 楠 海緒さんへ
変やけど変やないよ
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- 辻企画 にも出演されてましたね。タイトルが「私、秘密知ってるの」 。
- 楠
- 凄い、凄い経験でした。司辻さんにはたくさん影響を受けています。一緒にC.T.T.に参加した宮階さんにも。
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- なるほど。
- 楠
- 司辻さんはよく、「どっちでもええんやで」と言ってくれます。私も何かある度に、自分に「どっちでもええんやで」と言ってあげます。そして他人に対してもそういう風に接する。それはとても、いろんな可能性を増やす事だと思うんです。他にも司辻さんは、私に「海緒ちゃんは変やけど、変やないよ」と言ってくれました。それが私は生きてきた中で一番しっくりきた言葉で。私、高校生ぐらいまでよく変な子扱いを受けていて、楽しくなかったんですよ。でも、自分が変だという認識はあるんです。だから「変じゃないよ」と言われると(そんな事ない、変や)って思う。でも「変やで」と言われると、それはそれでものすごく傷つくんですね。「変やけど変やないよ」は、一番ホッとしました。私はこの言葉にすごく救われています。
辻企画
2002年に旗揚げ。主宰・司辻有香。全ての作・演出を司辻有香が務める。京都を拠点に活動。主な作品に、「I love you(In the bed)」(第2回京都芸術センター舞台芸術賞佳作受賞)、「世界」(京都芸術センターセレクションvol.25参加作品・第14回OMS戯曲賞最終選考ノミネート)、「不埒なまぐろ」(第8回アトリエ劇研舞台芸術祭招聘作品)等がある。根本的に描く「愛」と「生」に特化される世界は、過剰さと激しさを持ち、「皮膚感覚的」とも称される。
辻企画『私、秘密知ってるの。』
C.T.T.参加作品。公演期間:2014/07/29~30(C.T.T.京都)、2014/08/13~14(C.T.T.大阪)、2014/08/27~28(C.T.T.名古屋)。会場:アトリエ劇研(C.T.T.京都)、ウィングフィールド(C.T.T.大阪)、ナンジャーレ(C.T.T.名古屋)。
毎日が作品
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- 楠さんは、ご自身の抱えるものを何かの形にするべきじゃないかと思う。いかがですか?
- 楠
- 実は、いつかやりたいなと思っています。それは演劇という上演形態にはならないで、パフォーマンスのようなものになりそうなのですが。私が路上で水を持って道行く人とお話をして、概念を収集するんです。水は売っているのですが、すごく高い値段に設定して、売りません。水そのものではない時間やサービスを売ることで、物々交換をするんです。
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- 水と、何を?
- 楠
- 価値の話をやりたいんです。人が日常で受けている、形の無い価値。サービス産業の事を考えたいんです。私の水と交換して集まったお話や概念を一つの目に見える形にしたいんです。
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- つまり、概念を交換して収集する?
- 楠
- そう、そうなんです。タイトルが「水を売ること」というのは決まっています。私は演劇をするまでずっと絵を描いていたのですが、これをやっている間に久しぶりに絵を1枚描きたいです。作品の為に過ごしている時間を形にしたいから。稽古の時間も、毎日が作品だよという、日常を異化することがやりたいんです。
おにぎりメーカーとアイロン熱着式アップリケ付きハンカチ
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- 今日はですね、お話を伺ったお礼にプレゼントを持って参りました。
- 楠
- わ、ありがとうございます。嬉しいです。
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- 大したものじゃないんですけど、どうぞ。
- 楠
- ありがとうございます。(開ける)あ、おにぎりの!
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- そうですね。おにぎりメーカーです。
- 楠
- おにぎり、小屋入りの時によく作っていくんですよ。
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- それと、それを包むものもありますね。
- 楠
- あ、可愛い!