演劇人にインタビュー 頭を下げれば大丈夫

坂本 彩純

女優

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自ら選んでそこにいること

__ 
今日はどうぞ、よろしくお願いします。坂本さんは最近、どんな感じでしょうか。
坂本 
よろしくお願いします。1月に自主企画の透明人間の蒸気が終わって、その後がずっと試験期間で・・・それが終わったら次の公演のショウダウンの稽古と、卒業公演の稽古がありました。ずっとバタバタしてて落ち着かないです。
__ 
お忙しいんですね。確か学部は・・・
坂本 
国文学科です。
__ 
そうなんですね。何を専攻されてるんですか?
坂本 
近現代文学専攻のゼミに入りました。谷崎が好きなので、そのあたりを研究するんちゃうかなと思います。
__ 
谷崎の人間観には惹かれますよね。
坂本 
わかります。私も全部読んでるわけじゃないですけど、女性が強いというか、女性賛美とまでは言わないですけどそんな感じがして。それから、谷崎作品に描かれてる女性が好きです。可愛くて儚げじゃない。自分の欲望を持っているように感じるんです。そこが好き。
__ 
そうした女性像に憧れる部分がある?
坂本 
めっちゃあります。『痴人の愛』のナオミとか、サロメとか、アニメやったら峰不二子とか(笑)
__ 
サロメは、自分を人間として認めてもらいたいみたいなところがありますよね。
坂本 
父親政権からの脱却、という解釈があるらしいですね。
演劇集団Q

横溢れする肉体の力をもてあまし、平凡な毎日に汲々としているそんな君にはQの芝居演劇集団Qは同志社大学を中心に活動する学生劇団です。20世紀半ば設立(たぶん)から、新町別館小ホールを舞台に毎年約5、6回公演を行なっております。本多力(ヨーロッパ企画)、奥田ワレタ(クロムモリブデン)、ピンク地底人などを輩出しております。Qの芝居はエロティック・バイオレンス・アカデミックをモットーに、自由奔放な表現を楽しむことを真骨頂としております。未熟も未経験もなんのその。過去には「ネタづくりのため自作自演に走る、狂気の新聞社芝居」、「血のつながらない15人兄弟による、憎しみダンス芝居」、「世紀末、元おでん屋のニューヒーロー誕生芝居」、「10数人がカレーを食べるデモ隊芝居」、「ボケても誰もつっこまない給食室会話劇」、「首吊り芝居」「全席立ち見の金網芝居」、「舞台破壊芝居」、をつくりました。突っ走って、滑って転んで、もんどりうってノックダウン。でもまた立ち上がって突っ走る。そんな劇団です。何卒よろしくお願いいたします。(公式サイトより)

劇団ショウダウン「ドラゴンカルト」

__ 
坂本さんは劇団ショウダウンの「ドラゴンカルト」に出演されるんですよね。どんな作品になりそうですか?
坂本 
ショウダウンさんって、ファンタジーというイメージがあると思うんですけど、今回はサスペンスなんです。刑事とか先生とか、地に足の着いた人間が登場します。スリルを味わえるエンタメですね。
__ 
エンタメの大事なことって、物語がしっかりあると言うか。お客さんを置いて行かせないというところがまず前提という感じがしますよね。
坂本 
お客さんに対してある意味一線を引くっていうのが大事なんかなって。置いてけぼりにはせず、ちょっと先からお客さんを誘導し続ける力。そのための一線。東京公演よりも大阪公演の方がキャストの人数が増えるので、分散させずに引っ張っていく力の強い公演にしないと、って思っています。
__ 
ショウダウンは何をご覧になったんですか?
坂本 
船場サザンシアターで「錆色の瞳、黄金の海」を。高校の先輩が「最近面白い劇団を見つけてん、劇団ショウダウン」って。それ私も今度観に行くんですって言ったら「じゃあ何も言わへん、見てきて」って。
__ 
主演の林遊眠さんが凄かったですよね。
坂本 
本当に!私は林さんの一人芝居は観たことないんですけど、1人で2時間、お客さんを引っ張って行くことのできる役者ってこういうことなんやなと。
__ 
さて、ドラゴンカルト、意気込みを教えてください。
坂本 
私の役が、海外から助っ人に来た博士っていう色物枠なんです。「いたいたそんな奴!」って後で話題に上るようにしようと思います。スパイス的な存在。
__ 
あらゆる意味で美味しいポジションですね。
坂本 
美味しくしないと!
劇団ショウダウン「ドラゴンカルト」

公演時期:東京 2017/1/27~29@シアターグリーン BOX in BOX THEATER、大阪 2017/3/23~26@大阪市立芸術創造館。

演劇集団Q卒業公演「生れ地」

__ 
演劇集団Qの「生れ地」。大変面白かったです。ご自身としてはどんな経験でしたか?
坂本 
最初、卒業公演には参加しないって言ってたんですよ。ショウダウンの稽古で忙しいから。でも演出の綱澤さんが一回生の時に新人公演で演出された「エレメント」をベースに、太田省吾の作品を再構成すると聞いて、参加させてください!って。綱澤さんの演出にすごく興味があったんです。でも綱澤さんの演出にきちんと関わったことはなくて。綱澤さんの知識も吸収したい。戯曲をどのように読み解くのか、そもそも演劇にどう臨むのかを間近で見たい。綱澤さんの演出を受け取って役者として舞台に立ちたかったんです。役者で参加するにはギリギリのタイミングだったので、無理ならせめてスタッフとして関わらせて下さいという気持ちで参加させてもらいました。・・・とっても難しかったです。
__ 
ええ。
坂本 
別に演劇に合格とか及第点とかはないですけど、ある一定のラインはあると思っていて。今回の作品は、そこに到達してるのかしてないかの手ごたえが・・・。太田省吾の戯曲は3作品ぐらいしか読んだことがないんですが・・・日常生活を描いてるんですけど、行動に脈絡が無かったりするんですよね。私が演じた役だと、突然月に向かって吠えるとか、朝の食卓を用意してそのままどこかへ行ってしまうとか。でもその行動は日常の地続きなんですよね。それを自然に提示する、そこに脈絡を持たせるのが難しかったです。今でも考えてます。
__ 
その結果、どこまで出したのかわからないということですよね。お客さんについてきてもらうということを期待する作品の場合、作り手として担っている人の実感が薄くなるのはしょうがないですよね。
坂本 
今回の公演は、ライブというよりも美術展に近いなって思いました。自分が創ってきたものを持ってきて、後は見てください、というスタンス。でもほんまはエンタメでも何でも同じはずやから。手ごたえが持てなかったというのは、つまり甘えてたんやなって。もっと自分に厳しくしようと思いました。
__ 
綱澤さんの太田省吾に対する姿勢に魅力を感じたということですが。
坂本 
綱澤さんは演劇にも詳しいとても博識な方なんです。専門が哲学でその知識もたくさん持ってらして。戯曲を解釈する自分の武器を持ってはるんですね。それを用いて、戯曲に対して様々な角度から解釈を試みる。研究者っぽい。私はこれから学生として研究をしていく身ですので、役者としての興味は勿論、それ以上に学生としての興味が強くあったんです。
__ 
再構成をするというのが、色々な物の到来を期待してるようで、面白かったですね。
演劇集団Q それでも、やっぱり卒業公演 「生れ地」

公演時期:2017/3/3~5。会場:新町別館小ホール。

繰り返す日常の外へ

__ 
「生れ地」の冒頭と終演で、朝食のシーンが何度も繰り返されたじゃないですか。それらがまるで自然な、一つの流れの中で繰り返す、その時の役者の表情がとても自然だった、というのが面白かったです。「生れ地」という、日常にぽっかりと空いた空き地のことなのかな。そこで突然月に向かって吠えたりだとか・・・そういう、自分の境界を少しはみ出たところ・個人の人格の外にある物に対してはみ出す、その不思議な感じと言うか。人間の生殖も題材の一つでしたが、そこは本当に、人格の外にある、そして人間の範疇のもので、不思議ですよね。
坂本 
やけど、そこを通過して戻ってくる先は、結局日常なんですよね。でも戻ってきた時、何かが少し違ってる。大きくは違わないけれど、何かが。それを綱澤さんは何度も仰っていて。面白かったのが、稽古の最初の方で「鋼の錬金術師」を観よう、と。
__ 
はい。
坂本 
主人公の二人が修行の一環で無人島に置いていかれる。そこで「一は全、全は一」というのを自分たちで見出だすんですよ。「考えて考えて考えて、最初のところに戻って来る時には、違うものになってる。全てのものは一で、全だということ」って。そういう繋げ方、面白いなって。今回の公演はいろんな面において綱澤さんに興味が尽きない公演でした(笑)

劇団蓼喰ふ虫「透明人間の蒸気」

__ 
劇団蓼喰ふ虫。面白かったです。
坂本 
ありがとうございます、本当に。演出の牧野知泉さんって方が、QのOGなんですけど、その人の演出に惚れ込んでしまって、それがきっかけで野田秀樹が好きになったんです。でも結局Qで野田をすることは叶わなくて。ようやく片思いが叶った公演やったんです。
__ 
坂本さんは主演でしたね。野田秀樹作品の素敵さがとても伝わりました。
坂本 
劇場も装置も完コピはできないし、そもそも役者が全然違う体を持ってるから、なおさら完コピなんて出来ないんですけど。野田秀樹の、言葉が先にあってそこに役者の体がついて行って、お客さんがそこに巻き込まれていく。というのが出来ていたらいいな、と思っていました。
__ 
最後の透明人間が、そこに来てるかどうか・・・というハラハラ感がありました。
坂本 
私が演じていたケラの中では、彼は二度と来ないという気持ちがあったんですよね。でも、そう思ってしまうのは自分が信じていたものを捨てるということで、ものすごく苦しいし、そんな自分のことも嫌いやし。でもそこを諦めて大人になるんかなって。いっそ自分を嫌いになって楽になってしまおうってなった時に、彼は現れた。そこにいた。自分が一番嫌いな自分を突きつけられる。その展開がすごく苦しかったです。大変でしたね。

憧れて

坂本 
人前に立つのは好きな子供でした。昔ちょっっとだけ習っていた英会話のスピーチコンテストとか、ピアノの発表会とか。中学の時、学園祭でクラスごとに演劇をするんですけど、なんだかんだ出たがりで主役をやってみたりとか。その延長で、友達に誘われたのをきっかけに高校では演劇部に入りました。
__ 
演劇集団Qに入ったのは?
坂本 
高校は演劇部やったんですけど、芝居観るのが好きではなくて(笑う)。観たら観たで面白いんですけど、ショックを受けるほどじゃなかった。だから私、演劇好きじゃないんかなと思ってました。部活の先輩が卒業してから学生劇団で演劇続けはったので、学生劇団も観に行くようになりました。で、たまたま演劇集団Qの農業少女を観て・・・めちゃめちゃ面白ったんです。
__ 
野田秀樹ですね。
坂本 
高校ではやらない方がいいと言われていたこと――舞台上での台詞の吐き方、身のこなしが農業少女の舞台に全部あったんです。ショック受けました。こんなことしていいんや、みたいな。窮屈さがないって思っちゃって。あと言葉が好きな子だったので、役者が音として発する言葉に巻き込まれていくような、そういうエネルギーにくらっとちゃったんかな。農業少女観たの高校2年生くらいなんですけど、絶対Qに入る!って。

踏み込む

__ 
演劇を始めて、分かったことは何ですか?
坂本 
私は言葉も好きなんですけど、身体も好きなんやな、ということ。それから、言葉は好きやけど、言葉にするのは好きじゃないということ。ここ1年とってもお世話になってる方がいて、私がすごいなって思ってる俳優さんなんですけど。彼、めちゃめちゃ動ける人なんです。舞台上でこれだけ自由に動けて、空間をデザインすることができる、制御された身体。なんて綺麗なんやろうって。身体って凄いって。パントマイムやダンスにも興味が出てきました。
__ 
体って本当に限界がないですからね、鍛えようとすると。
坂本 
言葉に関しても、さっき言った方と関わっていて思いました。彼、言葉数は多くない人なんです。決して無口ではないけど、大事なことほど言わない、みたいな。でも言葉にしないそれが、立ち方とか、視線とか、発した言葉の端々とかから滲み出てるというか。それを近くで見てて、あー私こういうの好きーって。野田秀樹が好きなのと通じるかも。言葉は尽くすのに、一番大事なことには触れない。その奥にあるもの。それを隠すみたいに先行する言葉たち。
__ 
その、本音、にたどり着いた時、観客としては嬉しいのかもしれませんね。
坂本 
台詞は役として言うけれども、その身体はその人自身のもので・・・。その境に踏み込んでみたくなる。その瞬間は観客としてどきどきしますね。役者としても、そこに触れられたら気持ちいいと思う。そんな風に、踏み込んでみたいと思ってもらえたら嬉しいです。

その人自身がにじみ出て・・・

__ 
ご自分に足りないものは何ですか?
坂本 
いっぱいあるぞ、なんやろう・・・基礎力?こんな言ったら終わりかもしれませんけど(笑う)。私は制御されてる身体が好きで、でも自分はそれが全然できてなくて。まず単純に筋力が足りていないってことやと思うんですけど。声とかも、腹筋が足りてへんとか。さっき言ってた、お世話になってる先輩も、めちゃめちゃ鍛えてはるし。
__ 
いつか、どんな演技ができるようになりたいですか?
坂本 
演劇の楽しい瞬間って、その人の役とその人自身の境目が見える時やと思っていて。その人をもともと知っている知っていないに関わらず、客席で観ていて、役者の生々しさみたいなものを感じる時。役だけでなく、その人間にも興味を持たせられるような、というんですかね。そんな風になりたい。
__ 
生々しさ。
坂本 
こんな演技をするこの人ってどんな人なんだろう、と思わせたくて。身体ってその人について饒舌やと思うんです。その人が生きてきた年数分のものやから。役として立ってるのに、消しきれないその人が見える瞬間・・・。そこにどきっとさせたい。舞台に立つだけで人をぐっと惹きつけられる、空間を巻き込む中心になれる役者になりたい。
__ 
教養とかそういうのもダイレクトに関係しますよね。
坂本 
そうですね。台本を読んで考えて、役として立つけど、身体は坂本彩純で立つわけですしね。私、台本読むとき、同じ作者の他作品との比較とか、同時代の作品との関連とか、アプローチが文学少女なんですけど、そういうのも舞台で見え隠れすると思う。その見え隠れする部分を大事にしたいし、そういうところでちょっと引っかけたいな、と思います。

もう一度

__ 
やり直したい演技や作品はありますか?
坂本 
2つあります。Qに入団して初めての作品。清水邦夫の「狂人なおもて往生をとぐ-昔、僕達は愛した-」。私がいた高校の演劇部、台本を自分たちで書いてたんですよ。ハイスクールOMS戯曲賞の佳作を授賞したりしたんですけど・・・。等身大の自分たちがやれるものをやってたんです。でも清水邦夫は時代も違うし、そもそも既成の作品をやるのもほぼ初めてやし、どうしたらいいか分からなくって。(その公演に関わって下さっていた綱澤さんに言われたんですけど)演じるために戯曲を読むという発想がなかったんですね。小説を読むのとは違うんだ、って。あれから2年経って、もう一度、ちゃんと読み直したいなって。
__ 
なるほど。もう一つは。
坂本 
Qの新人公演の「傷は浅いぞ」です。私、ゲネプロの前日にバイクに轢かれて。
__ 
ええっ!
坂本 
だから体中痛いんですよ。顔もアザだらけやし、肩も上らへんし。できるなら、万全の状態で舞台に立ちたい。何より今思えば、あれはもっと面白い読み方が出来たのかもしれない。アイドルの話なんですけど、もっと女の子を共感させるような演技ができたんじゃないかな、と。チャンスがあるなら、もう一回やりたいです。
__ 
まさに、という状態ですね。
坂本 
本当にみんなに迷惑をかけました。電話で「ごめんなさい、バイクに轢かれたのでちょっと遅れます」って。タイツもビリビリの状態で行きました。でも骨折も何もなくて、打撲と、服が破れたぐらいでした。親には怒られました。何より、役者として一番ダメなやつですね。
__ 
というか、舞台に立てたんですか?
坂本 
全公演立てました。ゲネもやりました。
__ 
死ななくて良かったですね。
坂本 
本当に。

質問 増田 美佳さんから 坂本 彩純さんへ

__ 
前回インタビューさせて頂いた増田美佳さんから、質問を頂いてきています。「愛ってなんですか」?
坂本 
一番難しいやつじゃないですか!人類が何百年も考え続けてるやつ・・・。いろんな愛がありますよね。そうやなあ・・・。言葉にするの難しいですね。
__ 
そうですね。
坂本 
私は自己犠牲とかできなくて、他人に奉仕をしたり、全てを捧げるなんてできひんし。究極は、需要と供給の一致なんかなと思ったりもするんですけど・・・。親子愛もそうなんかもしれない。子供を守って育てる親としての義務。親の庇護下にあるうちは親の言いつけは守る、孝行する、感謝する子供の義務。親と子だってその気になれば適当な年齢で家を出るなり関係を切ることもできるのに、そうしない。それは親子関係を続けるうちに、義務以上の何かが生まれたからやと思うんですね。親と子にしても、男と女にしても関係性って絶対あるじゃないですか。利害の一致以上の、関係性を続けさせてしまう力。それが愛なんかな、と思います。

もっと

__ 
いつか一緒に作品を作りたい人や劇団はありますか?
坂本 
いっぱいあるぞ・・・!私、京都の劇団でしっかりお芝居したことがあまりなくて。京都でお芝居したい。拝見したことはないんですけど、すごく興味があるのは夕暮れ社弱男ユニット。
__ 
いいですね。
坂本 
ビギナーズユニットをこの2年観ていて、参加していた方に村上さんの演出はとっても面白いと聞いたので。めっちゃ興味あります。弱男に出ていらっしゃる役者さんも面白そう。
__ 
村上慎太郎作品は面白いですよ。いつかぜひ。
坂本 
人があまり触れたくない普遍的なものに、ちょっと迂回して触れていく感じなんかなって勝手に思ってて。単純に、そこに役者として足を踏み入れてみたい。それから、努力クラブさんも観たことないんですけど興味があります。ブラックでシニカルなコメディだって聞くんですけど、そういうの私すごく好きで。まず観たいし、機会があれば出てみたいです。あとは、夢みたいなんですけど、ZTONさんの舞台に出て斬られまくりたいです。私こないだ初めて観たんですよ、AI・HALLでの本若さんとの合同公演。そこに以前共演させて頂いた方が殺陣アンサンブルとして出てたんです。私も斬られてハケて、また出てきて斬られたいです。そして、目標なんですけど、柿喰う客さんの舞台に出れる女優になりたい。これは憧れですね。いつか。
__ 
今後、どんな感じで攻めて行かれますか
坂本 
最近は大阪での舞台が多かったので。今後、京都での活動を増やしていきたいなと思っています。必要とされる役者になりたい。

MARY QUANTのマニキュア

__ 
今日はですね、お話を伺いたお礼にプレゼントを持って参りました。
坂本 
わぁ!ありがとうございます。開けていいですか?
__ 
どうぞ。大したものじゃないですが。
坂本 
(開ける)あ、可愛い!マニキュアや。次の公演が終わったら使います!
(インタビュー終了)