iPod
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- じゃあ、宜しくお願いします。
- 吉永
- 宜しくお願いします。(録音用のiPodを見る)
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- すみません、何か、時間を分けていただいて。
- 吉永
- あ、いえいえ。・・・私も、iPodminiを持ってるんですけど。
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- あ、そうなんですか。
- 吉永
- もう、売ってないんですよね。もう、作ってない。
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- ああ・・・。
- 吉永
- あっという間に1,000曲になっちゃって。容量が少ないんですよね。
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- iPodminiって、どんな奴でしったっけ?
- 吉永
- 何か、水色とか黄緑とかピンクとかの。
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- ああ・・・。いいですよね。iPod。
- 吉永
- ねえ。・・・。
- __
- ・・・。
- 吉永
- (笑う)。
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- はい(笑う)。最近、どうですか。
- 吉永
- 最近・・・。最近。どう・・・?どうって、難しいですよね。うーん。まあ、どうですかね。ねえ。
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- はい。
- 吉永
- そんなに、あれですね。変わった事もなく。
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- はい。
- 吉永
- ・・・どうですか?
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- いや、・・・普通ですね。
- 吉永
- 普通。
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- はい。毎日、仕事やって。
- 吉永
- ああ・・・。
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- で、帰って。
- 吉永
- 毎晩、遅くまで?
- __
- そうですね。吉永さんは、今はあの、えー、どちらにお勤めなんですか?
- 吉永
- 今は、派遣で。単発で行ったり。
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- あ、いいなそれ。
- 吉永
- でも、中々安定しないんですよ。
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- ああ・・・。最近は、どんな所に行かれたんですか?
- 吉永
- えーと、最近は子供向けの夏休みのイベントに行きました。
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- どうでした?
- 吉永
- けっこう、ヒマだったんですけど。
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- その、派遣を選んでいるっていうのはヨーロッパの制作を兼ねているから、ですか?
- 吉永
- 前はあの、事務の仕事を月勤でやってたんですけど、やっぱり公園とかで、長期的に休みづらいから、ですね。
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- 時間が取りやすい?
- 吉永
- (頷く)・・・就職してるんですか?
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- はい。
- 吉永
- どういう関係のお仕事ですか?
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- あの、何か、プログラム作ったりするんですけど。
- 吉永
- へー。じゃあ、衛星の活動は今は。
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- たまにサイトを作ったりするぐらいですかね。
ミルク
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- 吉永さんって、ヨーロッパ企画が始まった当初からのメンバーでしたっけ?
- 吉永
- えーと、始まってからではないですけど。第4回からの5回あたりの。
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- ピラミッドビルダーあたりの。
- 吉永
- そうですね。・・・ブラックですか、コーヒーは。
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- はい。あんまり。砂糖も。
- 吉永
- ミルクも入れない?
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- 入れませんね。吉永さんは、ブラックではないんですね。
- 吉永
- そうですねえ。うーん。ミルクは大体、多めに入れて。
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- そ、そうですか・・・。あ、でそうだ。僕はピラミッダーを見たのが最初だったんですけど、吉永さん出てましたっけ?
- 吉永
- 出てないですよ。
- __
- あっ。
- 吉永
- 多分ね、松田さんと間違えて・・・。よく間違えられるんですけど。
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- すみません。では、役者としてヨロパに出たことは。
- 吉永
- ないですね。役者は大学の頃にやってたんですけど。あの、ワレタさんがいた。
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- 演劇集団Qか。
- 吉永
- そうそう。で、本多さんも一緒で。で、ワレタさんとは直接は共演してはないんですけど。
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- ああ・・・。
- 吉永
- そこで、ちょっと、何回か出た事があるだけで。
- __
- Qの、本多さんが星ポエム時代の、何か、変身する・・・、あれが凄く印象に残ってます。
- 吉永
- ええ、あの、おでんの。見ました?
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- 見ました。出てました・・・よね?
- 吉永
- 出てました。
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- あ、何役で出てたんでしたっけ?
- 吉永
- あれは・・・あの、本多さんをヒーローに変身させるみたいな。
- __
- あー。
ヨーロッパ企画
京都の劇団。現代的なセンスの会話劇を得意とする。見ごたえのある作品性。
星ポエム
ヨーロッパ企画本多力さんの演劇集団Q所属時代の芸名。
スムーズ
- 吉永
- いつも、もっとスムーズですか?
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- いえいえ。
- 吉永
- 私があんまり、どっちかって言うと話下手なので。ちょっと。大丈夫ですか?
- __
- いえいえ。私も話しベタなので。・・・今はその、ヨーロッパとどんな関わり方をされているのかなと。
- 吉永
- 制作というよりは、公演の時に受付をしたり物販をしたり。
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- はい。
- 吉永
- でも制作的なことは公演の時だけですね。普段は、ホームページにヨーロッパスタジオっていう企画があって。その更新をしたりとか。そういう感じですね。
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- 楽しそうだなあ。
- 吉永
- (笑う)。
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- あ、でも、似た様なことやってるな俺。衛星の、珠光の庵っていう。
- 吉永
- ああ・・・。
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- 難しいですよね。あれ。
劇団員
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- 「下北サンデーズ」って、見てます?
- 吉永
- 見てます見てます。
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- あれ面白いですよねー。
- 吉永
- ねえ。
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- リアルですよね。
- 吉永
- うーん。
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- この前の、サプライズでケーキを持ってきたりしたじゃないですか。そうだよあれ、演劇人はよくやるんだよって感じで見てて。
- 吉永
- ねえ。結構リアルですよね。
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- ええ。作ってる人が作ってる人だからそりゃリアルになるでしょうけれど。
- 吉永
- ねえ。というか、まず、劇団がドラマになるとか・・・。
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- 中々ないですよね。会社で、芝居をやってるって言ったら皆、ちょっと引いちゃったりするんですよね。
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- ええ。そういうのがちょっと悔しくって、こういう事もやってるんですけど。
- 吉永
- ねー。ちょっと、怪しいって思われますよね。
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- ええ。
- 吉永
- 説明が難しかったりしますよね。私も、高校の頃の同級生に言うと、「何またマニアックなところで何してんの」みたいな。
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- 言われますよね。
- 吉永
- そういわれればそうなんだけども。
下北サンデーズ
石田衣良原作のドラマ。小劇場を扱ったドラマは非常に珍しく、新鮮に思われた。
ピラミッダー
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- その、ヨロパが有名になっていって。今後、どうなっていくんですかね。
- 吉永
- ねえ。どうなっていくんですかね。
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- ちょっと離れた所のTSUTAYAとかマンガ喫茶で、サマータイムマシンブルースのDVDを見つけて。ちょっと、感動しちゃいましたね。
- 吉永
- あー。結構、ホントに。ずっと知ってるから、何かちょっと現実味が無いっていうか。他人事のような気がするんですよ。
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- いやいやそれはもう。ねえ。
- 吉永
- (笑う)。
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- ではその、今後の課題みたいなもの、あります?
- 吉永
- ええー。
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- 例えば、作品的なことで。これ私が個人的に思ってる事なんですが、昔とは作品のノリが違ってるな、みたいな。
- 吉永
- はいはい。
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- 作品自体が変わってきていて。昔の何か、サウダージとかピラミッダーあたりのナンセンスさが好きだったんですけど。一番強く感じたのは、ウェーイの映像のノリが、何かちょっと、シリアスな感じになってるなあって思って。以前の軽いノリが、何だか懐かしいと。
- 吉永
- ここ最近は、実験的なことをやりたいって傾向が強くて。
サマータイムマシンブルース
ヨーロッパ企画公演。大学の野球部にタイムマシーンがやってきた夏の午後。力の抜けたSF舞台。
バック・トゥ・2000シリーズ
『苦悩のピラミッダー』『冬のユリゲラー』『衛星都市へのサウダージ』を再演。
補足
吉永さんによれば、来年の春の次回公演でサウダージ・ピラミッダー・ユリゲラーの3本再演が予定されているとの事。楽しみです。
マグカップ
- 吉永
- 今日は、こんな感じで良かったんでしょうか。
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- はい、もう全然。今日は、お礼の気持ちを込めてプレゼントがあります。
- 吉永
- えー!?
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- どうぞ。
- 吉永
- ありがとうございます。開けていいですか?
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- どうぞ。
- 吉永
- へえー。
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- それ、文椿ビルヂングの雑貨屋で買ったんですけど。
- 吉永
- あ・・・可愛らしい・・・。
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- こういうのを、いっぱいお持ちになってる感じがありますけど、大丈夫でしたか?
- 吉永
- いえ、陶器のカップは持っていなくて。使わせていただきます。
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- 良かった。