Dramatic Odd Theater
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- ええと、ユリイカは大阪のHEPで、Dramatic Odd Theaterがあったんですよね。
- たみお
- あ、うんうん。
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- 実は行けなかったんですよ。etwの時は拝見したんですが。いかがでしたか、ご自身の手ごたえは。
- たみお
- まあ、ぼちぼち(笑う)。その格好は、会社帰りなん?
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- はい。
- たみお
- 会社でも、そんな眼鏡を掛けてるの?
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- はい。
- たみお
- あー。何か、もうちょっと軽いのに変えた方がいいんじゃない?
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- あ、いや、実は自転車で転んで壊れちゃったんですよ。このメガネは替えのもので。
- たみお
- どんな転び方したん。
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- 顔面からですね。眉毛の辺りが今でも少し膨らんでいるんですが。
- たみお
- 全然分からへん。
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- ああ、良かった。
ユリイカ百貨店
2001年に脚本・演出を担当するたみおを中心とするプロデュース集団として結成。その後劇団としての活動に形を変え、2005年4月、再度プロデュース集団となる。幼い頃の「空想」と大人になってからの「遊び心」を大切に、ノスタルジックな空気の中に、ほんの少しの「不思議」を加えたユリイカ百貨店ならではの舞台作品を作り続けている。(公式サイトより)
HEP FIVE主催 Park Style『Dramatic Odd Theater』
公演時期:2007年9月。会場:HEP HALL。
良い夢を見る方法
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- そろそろですね、それっぽい質問に移っていきたいと思います。
- たみお
- あ、どうぞ。
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- ええと、ユリイカ百貨店って、どこからそんな名前がついたんでしょうか。
- たみお
- ほんまにそういう話するんやね。
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- あ、もしお気に召さないようなら・・・。
- たみお
- いやいや、大丈夫よ。
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- すみません。
- たみお
- はい、ユリイカ百貨店は・・・あ、でもこれを話すと皆にがっかりしたと言われるから。
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- あ、そうなんですか。では次の質問です。ええと、このあいだ観客の方にお話を伺う機会があったんですが、その方からたみおさんに質問を預かっております。「良い夢を見るにはどうすればいいんでしょうか」。
- たみお
- あはは。うちね、昨日凄い夢見てん。
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- あ、そうなんですか。
- たみお
- 良い夢じゃないんだけど、何か、宇宙人が侵略してくんねん。野球を見てたら、グランドの向こうに京都タワーと教会の影が見えるのね。まず教会が右手に倒れて、京都タワーがこっちに向かって倒れんねん。
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- はい。
- たみお
- で、色々高い建物が崩壊していくねん。ズドーン、ズドーンって。したら、その崩壊した煙の間から、エグい形をした宇宙船みたいのが5〜6匹、ミョンミョンミョンミョンって出てきて・・・。
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- はい。
- たみお
- 宇宙人が侵略してきたって事が分かる夢。あまりいい夢じゃないけどね。こういう夢はいっぱい見る。恐ろしい夢とか、面白い夢とか。あまり熟睡は出来ないかな。
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- 楽しいですか。
- たみお
- 楽しいよ。何だかんだ言って。
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- 夢見がいいっていいですね。
- たみお
- いい夢を見る方法か。何やろう。でも、空を飛ぶ夢が見たいと思ったら必ず見られる。
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- ええっ!
- たみお
- 絶対出来る。目をつぶって、細長いトンネルをずおおって抜けるイメージ。したら、空がスコンって抜け始めて、飛ぶ夢が見れますね。
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- 凄いですね。
ジャック・レモン
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- たみおさんが、嫌いな趣味ってなんですか?
- たみお
- あー・・・。映画とかお芝居とか漫画とかでも、うげーってなるのは、意味なく人が死ぬのが。
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- 意味なく。
- たみお
- 何かこう、中指立てて、舌にピアスして「ファッキュー」みたいなジャンルで人が死ぬっていうのはもううんざり。そういうのはもう帰りたくなる。ていうか帰る。
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- 逆に、お好きな趣味は。
- たみお
- 映画で、ああこの監督は絶対良い人やわと思ってしまうやつ。監督が、この主役を本当に愛しくて作ったんやろうなというのが伝わってくるのは凄い好き。
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- 例えば、具体的には。
- たみお
- ジャック・レモンが出てくる映画が好き。「アパートの鍵貸します」とか。「あなただけこんばんは」とか、「お熱いのがお好き」とか、古き良き時代の。
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- 何か愛らしい感じの。
- たみお
- 昔の映画って、スローに流れるときもあるけど、苦痛に感じない。何だろう、役者が上手いのかな。
婦人
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- ユリイカって、どういう感じで始まっていったんでしたっけ。一番最初は「センセ、」だったと思うんですけど。
- たみお
- 一番最初は「宇宙誘拐」から始まったんじゃないかな。
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- あ、そうでしたか。それから、もう何年ぐらい。
- たみお
- もう、8・9年くらいかな。
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- 公演は1年に一回くらいですよね。
- たみお
- スローペースやね。
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- いちユリイカファンとして、今度どうなっていくのか楽しみです。
- たみお
- ね。どうなっていくんやろうね。
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- たみおさんは、今までのユリイカの作品で、これは、というものはありますか?
- たみお
- これは・・・?どの作品も、周りの人が凄く頑張ってくれるから。自分の力量的には全然いけてないんだけど。チラシとか舞台美術も、良い人に恵まれて。
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- ええ。
- たみお
- だから、これ作ったウチはイケてるわというのはないかな。
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- では、たみおさんの作品つくりは、一体何から始まっていくんでしょうか。具体的な例で「婦人」はいかがでしたか?
- たみお
- 参加して欲しい人に声をかけたら、女子ばっかに。じゃあ女子揃いの話はどんなかなと。だから、周りの状況で出来るね。
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- そうだったんですか。
- たみお
- まず話ありきではない。だから駄目なんかな。
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- というのは。
- たみお
- この役者さんはこんな事を言うと素敵そうだとか、じゃあこんなシーンが展開したらいいのか、とか。人スタートやね。
1st Stage 『宇宙誘拐 -first dog in the space-』
公演時期:2001年9月。会場:京都大学西部講堂。
こんな感じ
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- こないだの「Dramatic Odd Theater」ですが、etwでも公演がありましたね。何か、カフェならではの理由があったんでしょうか。
- たみお
- etwが好きだからですね。
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- ああ、だから。
- たみお
- あと、お客さんと仲良くなりたかったから。力まずに。会場が広くなると力んじゃうから。
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- HEPでは、どこでされたんでしょうか?1階の広場とか?
- たみお
- ホールで。スタッフさんも皆良い人だったよ。
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- 例の飴電球は使われたんでしょうか。
- たみお
- ううん。
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- 残念だ。
- たみお
- (笑う)照明さんが凄く頑張ってくれて。何か、楽やねユリイカって。こんな感じってのをスタッフさんのほうが理解してくれるから、こうしたいっていうのを言ってくれて。
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- へえ。
- たみお
- こんなん言ったら怒られるかもしれんけど、傍観者みたいな感じで決めていける。
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- すげえな。
doratの蜂蜜
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- どうぞ。
- たみお
- あ、ありがとうございます。開けていいですか。
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- はい、どうぞ。
- たみお
- プレゼントっていいよねー。
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- あ、ビリビリに破って頂いても。
- たみお
- そうなん、なんかいややんそんなの。
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- 割れ物ですので。
- たみお
- (開ける)はっ。おおー。
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- ハチミツですね。
- たみお
- わあ。いいの。
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- どうぞ。
- たみお
- ありがとう。めっちゃうれしい。種類がいっぱいあるよ。桜?すごーい。
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- まあ、ちょっと珍しいものを選びました。
- たみお
- 蕎麦?
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- それ、けっこうおいしいんですよ。
- たみお
- 何か渋い匂いがする。最近匂いフェチで。香水とか。いやん、めっちゃ嬉しい。