「前田司郎の見たいもの・ザ・プーチンズとわっしょいハウス」
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- 今日はどうぞ、宜しくお願い致します。
- 犬飼
- お願いします。今日は一応、次に出演するイベントのチラシを持ってきたんですけど。
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- 「前田司郎の見たいもの・ザ・プーチンズとわっしょいハウス」。
- 犬飼
- 東京のテルミンを使った音楽ユニットとやるんですよ。演劇と音楽を使った公演です。
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- 面白そうですね。東京ですか。
- 犬飼
- 京都でも上演する予定なんで。
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- おお、楽しみです。
前田司郎の見たいもの・ザ・プーチンズとわっしょいハウス
五反田団・前田司郎氏がコーディネーターする、アトリエヘリコプター企画公演。会場:アトリエヘリコプター。公演時期:2009年4月10〜12日。
なぜ、「わっしょいハウス」?
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- 犬飼さんと浅井さんのわっしょいハウス。いつ頃から活動を始められたんですか?
- 犬飼
- 出来たのは結構最近です。2006年に、壱坪(ひとつぼ)シアターで「アウトドア」っていう1時間くらいの二人芝居をやったんです。それからですね。ライブイベントや、演劇企画に出たり。
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- なぜ、「わっしょいハウス」と。
- 犬飼
- 大学に来る前からの友達が、何かをやる団体を作りたいと言ってて。その名前が「〜〜ハウス」にしたいって言うんですよ。その時に浅井が「じゃあ、わっしょいハウス」にしようって。そこからですね。特に意味はないですけど(笑う)。
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- 浅井さんとは、どういう。
- 犬飼
- 実は高校からの同級生なんですよ。
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- なるほど。だから息が合う。
- 犬飼
- やっぱりね、浅井の話は面白いんですよ。ネタ話をたくさん持ってるんです。話術師ですね。
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- ああ、一度聞いてみたいですね。
浅井浩介さん
わっしょいハウス所属、俳優。
壱坪シアター
京都の小さな劇場小屋。元は木屋町に位置していたが、2009年現在は烏丸五条に移転。
「人は死んだら木になるの」
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- こないだの山口茜さんの台本を使った「人は死んだら木になるの」に参加されましたよね。とても面白かったです。まるでMacのCMみたいな、アーバンな感じで台本を紹介する、という。先の2グループのものと全然違った切り口だったので新鮮に感じました。例えば、冒頭のAVに出ることになってしまったアイドルのモノローグを浅井さんさわやかに語ったりとか。
- 犬飼
- あれはよくやれたな、と思いますね。でも、半分演出放棄みたいになっちゃっていて、個人的には反省点が多いです。前の肥田さん改造計画の時同様になってしまったというか。
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- オリジナルの台本で上演する時は、お二人が普通に会話をするというものらしいですが。
- 犬飼
- こじんまりとした感じでやってます。一番最初に芝居を作り始めた時は最初は浅井に台本を書いてもらってたんですが、これなら普通にいつもの会話を再現した方が面白いんじゃないかなと思ったんですね。
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- 会話を録音して、台本に起こすと。
- 犬飼
- だから、エチュードで作ったということになるんでしょうね。それを何回も再現できるようにやって出来たというのが当初の作品でした。
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- それだけで成立するぐらい面白かった。
- 犬飼
- 脚本を用意するより面白かったと思います。お題を決めて話したら、まあまあいいんじゃないの、っていう出来になったんです。中心は浅井のネタ話なんですけどね。
人は死んだら木になるの
欄干スタイルプロデュース公演。山口茜さんの同名戯曲を3団体が演出し、上演する。わっしょいハウスほか、欄干スタイル・このしたやみが参加。会場:アトリエ劇研。公演時期:2009年2月11〜15日。
山口茜さん
主に京都を拠点に活動する劇作家。トリコ・Aプロデュース主宰。現在、文化庁新進芸術家海外留学制度研修員としてフィンランドに滞在中。
肥田知浩改造計画
欄干スタイルプロデュース公演。劇団hakoの劇作家・演出家の肥田知浩さんの脚本「犬の眼、石の耳」を3団体が演出し上演。会場:アトリエ劇研。公演時期:2008年4月18〜20日。
浅井さんのお話
- 犬飼
- けど、今思うとそれはやっちゃいけない事だったんですよね。作れないからと言って、放棄するな、と。今思うと楽な道を選んでたんですよ。
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- 出てきたアイデアをそのまま使うというのは、それはそれであるとして、創作する者の態度としてどうか、ということですね。
- 犬飼
- そうです。だから、脚本と演出を僕が担当するようにしました。今回のこれも、僕が書いて演出することになっています。
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- 内容としては。
- 犬飼
- 宮部さんと浅井の二人芝居ですね。語りをベースに、物語を起こせないかと思ってるんですね。人が一人行方不明になって、その人についてのお話なんです。全然深刻じゃないんですけどね。
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- 手ごたえはいかがですか。
- 犬飼
- 初期に比べれば全然成立していると思います。色々な問題はあるんですが、まあまあ何とかなるだろうと。
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- 犬飼さんは、浅井さんのお話を構成して戯曲に落とすという作業をされる訳なんですね。ネタを加工して受け入れられやすい形にプロデュースすると。
- 犬飼
- ただ単発で面白い話をしても演劇として弱いんですね。エピソードだけではなんともならないんですよ。単純でもいいから筋を通すことで、何とか物語にするという作業をただただやっています。だからまず、執筆活動のために書く力をつけたいですね。
劇場の雰囲気が、なんか苦しい
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- 今後、わっしょいハウスはどんな感じで。
- 犬飼
- この公演後に、C.T.T.に参加する予定です。その後はまだ何も決まってないんですけど、一回は本公演をやっておきたいですね。
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- 本公演にこだわりがあるんようですが。
- 犬飼
- そうですね。とりあえずは安くやりたいですけどね(笑う)。照明とかもあまり使わない形式で。
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- なるほど。どんな感じの公演を作りたいのでしょうか?
- 犬飼
- 気楽にやりたいですね。劇場の雰囲気が、割と苦しいって思っちゃうんですよ。きゅうきゅうづめというか。ライブイベントで音楽の人とやるときはおしゃべりもOKだったりするんですよね。そういう、ゆるいものにしたいなと。やっぱり僕は、前田さんの五反田団みたいなのが好きなんですよ。チラシが手書きで、舞台もイスだけだったり、俳優も普段着だったり。すごくいいなあって思いますね。もちろん、そうじゃない派手なものも好きですが。
C.T.T.
舞台作品の試演会。Contemporary Theater Trainingの略。1995年に設立され、既に50回以上開催されている。
質問 トミーさんから 犬飼 勝哉さんへ
カエルのマウスパッド
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- 今日はですね、犬飼さんにお話を伺えたお礼にプレゼントがあります。
- 犬飼
- ありがとうございます。
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- どうぞ。
- 犬飼
- (開ける)何ですか。
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- マウスパッドですね。
- 犬飼
- 僕マウスパッド持ってないんですよ。ぴったりです。