冬の四人、in the good
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- 今日はどうぞ、宜しくお願いします。
- 全員
- 宜しくお願いしまーす。
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- 最近、みなさんはどんな感じでしょうか。
- 永見
- 最近は、どうですかね。まあ個々に、色々と。
- 神藤
- みんなちょこちょことやってはいるけどね。
- 永見
- でもみんなで集まるのは久しぶりという感じはしますね。
- 神藤
- まあ、夏は3人だけやったしね。揃うのは一年ぶりぐらいです。
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- DanieLonelyって、必ず年末には上演しているというイメージなんですよ。つまり、年の瀬が近付いていると。そこで、みなさんの近況を伺えますでしょうか。
- 濱本
- そうですね、なんやろうなあ。でもいい季節が来たなと。
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- いい季節?
- 永見
- 聞き返してしまうような発言やな。
- 加藤
- どういう事ですか。
- 濱本
- あの、町の雰囲気とか。クリスマスのプレゼントを貰うのが楽しみみたいな、ワクワクする感じ。
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- そうですよね、わかります。永見さんは、クリスマスで何か思い出はありますか?キツい思い出でも何でも。
- 永見
- 結構、クリスマスの近辺で公演をしているので。稽古がしんどいですね。最終的に煮詰まるのがクリスマス近くになるので。絞られている感じがします。
- 加藤
- ケンカしてね。
- 神藤
- 仲はいいんですよ。
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- なるほど。加藤さんは、クリスマスで一番あったたかった思い出はありますか。
- 加藤
- 子供の頃にクリスマスプレゼントでLEGOを貰って。宇宙船のセットでウワーって喜んだんだけど、ちょっと作ったら飽きてしまって。で、その翌々日に親が続きを作ってくれてた事です。
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- ありがとうございます。神藤さんはいかがでしょう。言える範囲で、クリスマスでの攻めたエピソードを教えてください。
- 神藤
- 言える範囲のものはないような気がします・・・
- 永見
- ありますよ、クリスマスの一番いいエピソード。僕と神藤で、飛田新地を逃げ抜けた事がありましたよね。自転車で。
- 神藤
- ああ、あったね。
- 永見
- 公演のセットで用意した犬のブルボン※自作を、お客様の一人にプレゼントする事になって。劇場からその家まで、自転車で犬を背負って届けたんです。その道のりで飛田新地を抜けたんですよ。きゃーきゃー言われました。
- 神藤
- iPhoneが示した道のりが、飛田新地を突っ切っていくパターンだったんです。
- 永見
- バラシが終わった直後のクリスマスの日ですよ。
- 神藤
- 彼女たちは一瞬、素敵な事が起こったと思ったのかもしれませんね。
- 永見
- おばちゃん達には滅茶苦茶睨まれました。
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- ミナミの冬らしいエピソードですね。
DanieLonely
DanieLonelyは、演出家Daniela Greenのもとに集まった俳優を中心とする演劇グループです。(こりっちより)
DanieLonely「in the good」
作:ヒガシエイスケ 演出:DanielaGreen 【出演】 濱本 直樹 加藤 智之 神藤 恭平 永見 陽幸 会場:カフェ+ギャラリー can tutku 日程: 2015年 12月29日(火) 16:00 / 19:30 12月30日(水) 13:00 / 17:00 12月31日(木) 11:00 チケット: 前売 2000円 当日 2500円 ※全席自由 長男 警察官 バツイチ 次男 雇われ店長 バツイチ 三男 住所不定無職 未婚 四男 小学校教師 婚約中 12月の寒い日 僕たちは 保護された三男を迎えにいったのだった
年末年始もやってくる
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- さて、もう一つ。みなさん、冬は好きですか?
- 神藤
- 僕は、クリスマスから年末にかけての高揚感が好きなんですよ。寒いのが決定的に苦手なんですけど。いや、嫌い。
- 永見
- なるほど。
- 濱本
- いい事言うのかなと思ったら。
- 神藤
- 部屋も寒いんですよ。僕の歴代の部屋は暖かかった事が無くて。発砲スチロールのシートを窓に貼ったりしてました。コタツを買った事があるんですけど、飼っている犬が「大きいトイレが来た」と勘違いしたみたいで、しょっちゅう粗相をして、臭くなってしまって。捨てました。
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- どっちをですか。
- 加藤・濱本
- (笑う)
- 神藤
- 犬じゃないほうです。
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- ああ、そりゃそうですね。加藤さんはいかがでしょうか。
- 加藤
- 冬はそうですね。好きですね。誕生日が冬なので。寒いのは苦手なんですが。
- 永見
- 毎年クリスマス公演をしているんですが、本当は加藤の誕生日公演なんですよ。時期的に、だいたいその辺りだからね。
- 加藤
- そんな事じゃないんですけどね、本当は永見が仕事だからなんです。
- 神藤
- しかし圧倒的に祝われるよね、年末が誕生日の人って。
- 加藤
- ちゃうやん、僕からもなんしかはしてるやん。でも30日だから、クリスマスと誕生日と新年は繋がったりはする。お年玉は後からちょっと貰えた。でも冬休みだから、友達に祝ってもらった事はあまりないな。
- 神藤
- いや友達はそもそもあんまり祝わへんでしょう。
- 永見
- いやしてたて。
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- 永見さんは、冬は好きですか。
- 永見
- 好きですね。12月に入ってからの浮かれている感じが好きなんですよ。忘年会とかで酔っぱらっている人も多いし。年越しのカウントダウン後、また一年が始まる瞬間に落ち込んでしまうのはありますね。
- 神藤
- お正月は嫌い?
- 永見
- そんなに好きじゃないね。「また始まってしまった」って感じがする。
- 神藤
- 本当。日本酒があって、常に何かつまむものがあって、いい思うけどな。
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- 濱本さんはいかがですか。
- 濱本
- 僕も冬生まれなので。冬は好きですね。
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- 冬への好感度は高い?
- 濱本
- そうですね。何かこう着飾れるというか。何かを着て暖かくしていられる時のほっとした感じというか。
- 永見
- マッチ売りの少女じゃないですけど、外からみた団らんの風景とか暖かそうでしょう。それをみるとホッとしますよね。
離れていた時間を埋めるのさ
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- 今年も年末公演があるんですよね。「in the good」、どんな感じの公演になりそうでしょうか。
- 永見
- 良い意味でいつも通りになりそうですね。だいたい、やっている事は同じなので。
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- 残念ながら私は年末公演をみた事がないので想像できないんですが、壱劇屋河西さんがいつもDanieLonelyの写真を撮っていて、四人のいい感じの空気感が伝わるんですよね。
- 加藤
- 単純に仲が良いので、作品にそのまま現れるんですよね。言っちゃあなんですけどユルいんで、家族みたいな感じになるんですかね。
- 永見
- そうですね。
- 神藤
- 公演会場は家みたいなところでやる事が多いんですけど、さっきの話じゃないですけど暖かい家に来た、みたいな感じがするんじゃないかと思うんです。初めて4人でやった公演は、ポコペンで上演したんです。で、楽日の昼にストーブを付けて温まっていてだらだら喋っている時間が凄く幸せだったような気がして。そういうのがメンバーそれぞれにあるような気がする。濱さん、ないですか?
- 濱本
- あるある、あるよ(笑う)。
- 永見
- 普段お芝居をしているのとは全く違うやり方で作っている点があるんです。だから貴重ですね。
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- 全く違うとは。
- 永見
- 普段だとセリフを覚えてシーンを作って、という流れが、僕らの年末公演だと実生活に近いというか。だらだら話したり飲んだりしながら、お互いの一年分の穴を埋めていくような。芝居の稽古、という意識とは少し違うんです。しかも今回、初めて兄弟の役になったんです。いつもは違うのに。
- 神藤
- 確かに、そこに関しては初めてかもしれない。全員兄弟というのは。
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- なるほど。
なぜか仲だけは良い4人
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- DanieLonely結成の瞬間を教えて下さい。
- 濱本
- 元々作ったのは永見で、そこに僕らが集まってきたというのはあるかなあ。
- 永見
- 旗揚げしたいね、という事は前から言っていて。形式上、元々いた劇団を最初に脱退したのが僕だったと。
- 神藤
- 桃山台駅かどこかで、旗揚げするんだったら「DanieLonely」ってのがいいよねと陽幸が言ったんですよ。
- 永見
- いつの間にかそう名乗っていましたね。実は理由も、あんまり覚えてないんです。
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- いい名前だと思います。検索にも引っ掛かりやすいし。良いネーミングっていきなり降ってくるものですよね。では、結成から今日までどんな経緯があったんでしょうか。童話で例えるとしたら?
- 永見
- 何でしょうね・・・キン肉マンじゃないでしょうか。元々敵だったのが仲間になっていく。当初はめちゃくちゃケンカとかしてましたから。
- 加藤
- France_panの時とかね。
- 神藤
- 僕たち、俳優としても演劇人としても全然考え方が違うのに何故か仲だけは良いという。
- 永見
- 昨日の敵は今日の友、みたいな。
- 加藤
- 僕と神藤はFrance_panで、永見くんと濱さんはDanieLonelyという時期があって。でFrance_panが解散して、4人で始め直した、という流れですね。
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- DanieLonelyは何歳ですか?
- 濱本
- 4人の名前が出たの2009年やから6歳。
- 神藤
- ちなみに第一回公演はこの二人(永見・濱本)の二人芝居だったんですよ。
- 永見
- 残り二人は音響と照明のオペだったんですよ。France_panには黙って。秘密でやってた。絶対バレたらアカンと。
「誰だ。カレーにスイカを入れたのは」
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- 前回公演「誰だ。カレーにスイカを入れたのは」。大変面白かったです。幼なじみの関係性そのものが良かったですね。この空気感は確かに、この面子でしか実現出来ないんだろうなと思いました。永見さんは出演されておりませんでしたが。
- 加藤
- 大変でしたね。当初は4人でやろうねという話しだったんですが、結局は永見は仕事で。代わりに男を呼ぼうかと思ったんですが、それはちょっとダニエルの良さは出ないんじゃないかと。では女優さんはどうか、と。で、女優さんに助けられた部分はありますね。
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- 塩尻さんと下島さんと大江さんですね。
- 永見
- 新鮮でしたね、見ていて。
- 加藤
- 女の子が入ったらこうなるんや、というのは新鮮な発見でしたね。
- 神藤
- 公演前に「女優が入る事で、楽しめる自信がない」という声が寄せられたんですが、結果的には僕らの関係性が浮き彫りになるというか、違う見え方が出来たと。確かに、いつもと違う作業だったように思いますね。
- 永見
- お芝居を作る、という作業だったからね。
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- 山本正典さんの脚本としてはシチュエーションコメディだったので、それも新鮮だったように思います。
- 濱本
- 何か祭みたいな感じにしたいね、と話していたんです。コトリ会議とDanieLonelyが上手く融合出来た感じになれたらいいなと。それは僕は2つとも達成出来たんじゃないかと思っています。祭らしくガヤガヤもしてたし。
- 永見
- 山本さんがDanieLonelyを見てくれていたのが有難かったですね。
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- あえて反省点を言うならいかがでしょうか?
- 神藤
- 夏の作品だったのに、汗が目立つ衣裳を選んでしまった事。開演直後、既に僕と加藤さんが汗ダラダラだったんですよね。客席と舞台側で6・7度の温度差があったらしいですね。
- 加藤
- お客さんが暑かったのはなあ。集中出来なかったからな。
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- スイカは余りませんでしたか。
- 神藤
- あ、みんなで食べましたよ。
- 永見
- 打ち上げの時のカレーが異常に少なかったというのがあります。もうおしまいかよって。
- 神藤
- 何やと思ってん、ご飯食べに来たんちゃうやろ。
- 永見
- みんなでカップラーメンを食べたでしょ。
- 濱本
- 反省点は僕はあんまり無い、かなあ。まあまあ、お客さんにはご迷惑を掛ける事の多い公演だったのかな、と。建物の造り上、雨が降ってきた時に待ってもらうスペースが無かったりして。大丈夫大丈夫だと思い過ごしていたらゲリラ豪雨が来てしまったり。
DanieLonely the Lacky line『誰だ。カレーにスイカを入れたのは』
公演時期:2015/8/8~10。会場:阿倍野長屋。
日常の中の日常
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- DanielaGreenとしてはどんな方向性での演出をしているんでしょう。
- 神藤
- 年を重ねているから、みんな変化はしているんですよ。
- 永見
- 自ずとね、Danielaとしてもヒガシさんとしても、同じような年代で同じように年を取っていっているので。誤差はありますけど、お互いに伝えたい事は伝わりやすいし。自由にやってみて、お互いを尊重しあうというような。
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- 毎年毎年一歳ずつ年を取っていて、そして、空いた時間を埋めあっている。なるほど、何と言えばいいんだろう。
- 永見
- 「小石を一つずつ積み上げていくような感じで芝居を作る」という表現が合っているのかもしれませんね。ガチャガチャ芝居をしているようで、実は積み上げているんですよ。
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- そんな緻密さは、演技自体だけの話ではなさそうですね。なんというか、人間関係の濃さでもありそうな気がする。
- 永見
- そうですね。毎回、それぞれのポジションはそれほど変わらないので。でも毎年少しずつ違う。個人的にも色々と事件はある。そういう事を思い出すと、僕らの演技にも変化が出てきたり。お芝居じゃないのかもしれませんね。プラスアルファの関係性が影響しているのかもしれない。
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- 一年に一度会える従兄弟みたいな空気感があるな。
- 神藤
- 会っていない訳じゃないですけどね。でも、年末だからかご褒美感があるんですね。特に小屋入りしてからは。
- 永見
- 何とか今年も役者を続けられた、みたいな感覚、ありますね。
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- DanieLonelyの特徴がですね、段々と分かってきたような気がするんですよ。祝祭性があるんですよね、一年に限られた回数しか会えない、でも親しい親戚のような存在。
- 加藤
- 僕らもあんまり、年中一緒に芝居している訳じゃないから、会わなかった間の時間を埋めるような気になっていますね。だから、特別な感じはしています。
質問 福谷 圭祐さんから DanieLonelyさんへ
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- 前回インタビューさせていただきました、匿名劇壇の福谷さんからです。「言葉と身体、どちらを失うとしたら?」
- 永見
- 僕はどっちかを失ったら、俳優を辞めてしまいます。DanieLonelyを辞めるかな。どちらも最重要というか。
- 神藤
- 表現者として、ですよね。身体かな・・・。難しい質問ですね。
- 加藤
- 僕は身体さえあれば、何とかなると思う。伝わらない事もあるでしょうけど、にじみ出るものがあれば、そちらの方が可能性は広がりそう。その分の努力をしそう。
- 神藤
- 体が無くなるとは、どういう状況?
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- まあ、この時のインタビューの内容が、未来の世界はマトリックスになるんじゃないか、みたいな話しをしていましたね。
- 永見
- 不自由になるというぐらいなら、体はあるとは思うけどな。France_panの公演で、トイレにずっと籠もって便秘と戦いながらセリフを喋るという役をやった事があります。
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- その状態、確かに体は見えませんね。
- 永見
- 表現はないですけどね。
- 加藤
- お客さんには見えないから、体は無いという事になるのかもしれない。
- 濱本
- 人としては、言葉が無い方がいいですね。単純に、好きなもんに触れておきたいという心残りがありますから。表現者って感覚ではあんまり無いですね。人としての感覚が味わえていたら、そのほうが良いのかな。
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- 私はどちらかな。言葉を失くすということは動物になる、という事だし、体を失くすということは幽霊になる事を意味しているし。
- 永見
- 愛されたいか愛したいか、という事になるのかも。
凱旋公演出来るかも
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- いつか、どんな芝居を企画・上演したいですか?
- 永見
- 4都市巡回公演。あの、岐阜、泉佐野、奈良、広島。凱旋公演の4都市周りですね。
- 加藤
- まあ出来ん事はないな。
- 永見
- あと毎週公演をするというのもやりたいですね。一年ぐらい。ほぼ大河ドラマになるな。
- 神藤
- フレンズみたいなシットコムになりそうやね。
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- ああ、フルハウスみたいな。いいですね。
- 神藤
- やるとしたらエチュードではやりたくないですね。ちゃんと作りたい。
- 永見
- したらやっぱりマドンナは必要やね。
- 神藤
- 月替りのマドンナ、ええね。
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- マドンナと動物がいて。
- 神藤
- やろうか。
- 永見
- マドンナだったら誰呼ぶ?みたいなね。
地元に帰りたくなってきた
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- あえて伺いたいんですが、お客さんにどう感じてもらいたいですか?
- 永見
- 見終わった後、もし地元に帰る時、「やっぱり地元はいいなあ」「昔からの仲間はやっぱりいいなあ」と思ってもらいたいなあ。
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- いかがですか。
- 濱本
- そうですね。
- 神藤
- (笑う)むちゃくちゃやで。
- 永見
- でも、常に、誰かの一生での一番を作りたいと思っています。一度しか見てなくても、その後の人生で何となく覚えていて、ふとした時に「ああ、あの劇団なんやったっけ」でもいいです。僕らの芝居だけじゃなくて、お客さんの個人的な状況とかが奇跡的に合致したら、そういう奇跡が起きるんじゃないかと思うんですよね。
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- 「お芝居は年末にDanieLonelyしか見ない」なんてお客さんもいるかもしれませんね。
- 神藤
- 温かい気持ちになってほしいというのはあるんですけど。僕結構、泣かせる場面じゃないのに泣いてしまう事があって。不思議と、キュッとなってしまうんですよね。
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- 引っかかるはずのないところに引っかかる。
- 濱本
- 僕は、羨ましいなと言われるのは凄く嬉しいですね。このメンバーがいる、と言われたり。面白かったです、より嬉しい。
側道のDanieLonely
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- 今後、どんな感じで攻めていかれますか?あ、攻めるというのはF1で言う、インを攻めるという意味で。
- 永見
- それは、アウトを攻めるというのはあるんでしょうか?
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- あ、知らないです。F1詳しくないので。
- 永見
- (笑う)ずっと側道を歩いていくみたいな。メインの方をずっと、羨ましいなと思いながらずっと側道を歩いて行く。
- 神藤
- 国道があって、その横に、1車線の道がある。高速道路の脇にある、ルート66の割とショボめの道があるんです。
- 永見
- そこを歩いて行く感じかな。
- 加藤
- 車で行くのではなく。
- 永見
- 国道いいなあ、と思いながら、歩いて。軽やかさが欲しいんです。
うどんや風一夜薬の生姜湯(辛口)
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- 今日はですね、お話を伺えたお礼に、プレゼントを持ってまいりました。どうぞ。
- 永見
- えー。これは凄い。生姜、めちゃくちゃ好きですから。
- 加藤
- どれぐらい好きなんですか。
- 永見
- なんでも入れる。お味噌汁にも入れますから。
- 神藤
- これ、甘いものなんですか?
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- それは結構辛口です。風邪にはお気をつけて。