演劇人にインタビュー 頭を下げれば大丈夫
香川 由依

香川 由依 / 海と夜を渡る

俳優。 2024/11/19

そんな風が扇のように広がってこの水の表面を冷やしている、だから出られないという事にしておこう。空転した感情は小渦を巻いてどこかに行った。出来ることなら、アクリル箱にしまいたかったのに。

穴迫 信一

穴迫 信一 / 現実に会った日

演出家。役者。劇作家。 ブルーエゴナク2024/11/16

思いもかけない言葉を言われているあいだ、ずっとコップにはり付いた水滴を見ていた。ぎりぎりと繋がって、どうやら玉ではなくなる。言葉も同じようにぼやけてくれれば良いのにと、どうしようもない事を思った。
THEATRE E9 KYOTO アソシエイト・アーティスト公演 シリーズ「ここは彼方(Here Is Beyond)」
『たしかめようのない』

高谷 誉

高谷 誉 / SとHとLと僕

作家。演出家。 D地区2024/9/28

落ち着かない日だ。プランはほぼ固まっており、あとはスイッチを押すだけ。終わった確認を繰り返すのは諦めの悪い性分のためでそれこそ諦める。その日晴れるかは分からないが、どこからでも私の行為は見られるはずだ。

田中 すみれ

田中 すみれ / 風の最初

ダンサー。 2024/9/11


動く。

その先にも後にも同じ線はない。試行の末に力が抜けて、伝えたい曲線が描かれた。それは同時に起こり、反応が始まる。
GO!GO!ダンスシアター「夢十月」 24/8/25 緑文化小劇場
大アマチン祭企画・西文化小劇場開館30周年事業 『秋のそら音(ね)』 24/11/1~2 西文化小劇場

中尾 多福

中尾 多福 / レット・ミー・シー

俳優。 幻灯劇場2024/4/29

存在の厚みが伝えてくるものを感じる。動的な理解がサイネージに交わるクオリア。それは暗い海の人々を、座ったまま遊ばせてくれる。

吉田 凪詐 / 蒸発

2024/4/22

作られた熱気の中、即興で息をした。まだ誰もしていない仕方だから大丈夫か。しかしそんな挙動も後で誰かに取り込まれる。法は何をしている。

黒木 結 / 騒がしい星

美術家。 2024/1/29

このインタビューでは「失敗」については語らなかったが重要な要素であることは疑いようがない。例外こそ情報の本質である。だから情報、それに物質も二次元に変身したがる。
黒木結“鑑賞のプロセス:フランシス・アリス”

友井田 亮 / ギャップ・サイコパス

役者。 2023/11/5

普通ではいられない、そんな人間もいる。行き方は知っていた。熱を携え、そこに流れる時間を追い求めて階段を上っていく。

川村 智基 / 消えた3万文字

脚本家。演出家。俳優。 餓鬼の断食2023/8/30

あの場所からあの人がいなくなって数週間。僕たちは空白の立てる大きなノイズに耳を澄ませた。

渡辺 綾子 / このような女もいる

俳優。 2023/8/28

インタビューの後半では、彼女がなぜ語ることを選んだかについてを意見交換していた。仇敵を告発するにしても、どうしてあの場を選んだのか? 答えは出なかったが・・・

河井 朗 / 記されて流れる

演出家。 ルサンチカ2023/7/26

生まれた熱、消えた熱。消えた熱が残す影。
『殺意(ストリップショウ)』2023年7月28日(金)~7月30日(日)会場:北千住BUoY 地下スペース

坂井 美紀 / 生き方をこそ

劇作家。演出家。 トイネスト・パーク2021/6/30

その場にいて、自分の役割を果たす。自分の中から出てくるイメージを叶えること。どちらも大切に道を歩く彼女。トイネストの魔法は続いている。
トイネスト・パーク Theater parade「Dullahan」脚本・演出 坂井美紀

前田 愛美 / 知らないところ

俳優。 2021/6/27

輪郭のない文字、文章 すぐに輪郭を結ばない文字、文章 炎と沼から受け取ってきたすぐに輪郭を結ばない文字、文章 薬指の向こうに首を振って
総合住宅まなみ

水木 たね / 全力でしかやれない

俳優。 りゃんめんにゅーろん2021/6/20

以前は自分を削ってアプローチしていた。出会いを得て、探し方が変わった。台詞と私の間にある引き出しのハンドル。取り出したものが正解かどうかは分からないけれども、私は劇場に近づいている。
スアシ倶楽部 №22「妹の人形の話」 日時:2021/7/6~7 20:00 場所:キタの北ナガヤ「露地庭SALON」

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